三日間の幸福

三日間の幸福(三秋縋)の次に読む本 187円の元ネタは?

あらすじ

主人公のクスノキは、人生に絶望し、寿命を売ることにする。寿命を売った人には、監視員がつく。クスノキの監視員はミヤギ。

寿命を売ったクスノキは、初恋の人にあったり、友人にあったりするが、辛い結果になる。クスノキの思いと、相手の思いとは大きくズレていた。

ミヤギは、寿命ではなく時間を売り、監視員をしていた。監視員は監視対象の人にしか見えない、とてもつらい作業だ。

クスノキは、残された時間を、ミヤギと過ごすことにした。他の人にはミヤギは見えないが、クスノキはミヤギと一緒に居ることを楽しむ。

クスノキは、残りの寿命をミヤギのために売る。ミヤギも自分の寿命を売る。二人の残りの寿命は三日間。

mizuno
水野

前半は辛く、重い話でしたが、クスノキがミヤギと過ごすことを決めてからは面白くなりました。
一見退屈な前半があるからこそ、後半の展開が引き立つように思います。

次に読む本

賢者の贈り物(オー・ヘンリー)

夫のジェイムズ(ジム)、妻のデラの物語。

彼らの生活は貧しいかった。しかしお互いのためにクリスマスプレゼントを贈ろうとする。

ジムはお気に入りの懐中時計を質入れし、そのお金で妻に櫛を贈る。

デラは自慢の長髪を売り、懐中時計を吊るす鎖を買う。

mizuno
水野

三日間の幸福では187円、賢者の贈り物では1ドル87セント。

ストーリーも、相手のための自己犠牲という点で共通しています。


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