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10月17日貯蓄の日に読む本: 貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!大河内薫 (著), 若林杏樹 (著)

伊勢神宮では10月17日に神嘗祭(その年に収穫された新穀を天照大御神にささげる祭り)が行われます。収穫を大事にする日、ということで、貯蓄の日になっています。

10月17日は

貯蓄の日

今日読む本は、お金との付き合い方を分かりやすく教えてくれる本です。

老後に2000万円? 自分に必要な金額を知る

「老後資産が2000万円不足する」が、一時期ニュースとなった。ただしこれはモデルケース(結婚して片方がフルタイム、片方が専業主婦・主夫)の場合。自分の場合にあてはめて計算シミュレーションしてみることが必要。

老後生活資金をきちんと計算したい方向けのサイトもあります。→インフレ率を考慮した老後生活資金の計算

なぜ貯金だけではダメなのか

将来に備えるなら貯金すればOKなのか? というと、そうではない。お金を貯めておいても、インフレ(物価上昇)になると、実質的にお金は減る。

ハーゲンダッツという身近な例でインフレを解説しているので、分かりやすかったです。

国の年金と保険、実は充実している

年金は老後の備えだけではない。死亡したときは遺族年金が受け取れる。怪我などで障害が残ったときは障害年金が受け取れる。

また、健康保険は、医療費が3割負担で済むが、そのほかにも給付がある。もし、月の医療費が高額になった場合でも、高額療養費制度により、一定額(※)を超えた分は保険がカバーしてくれる。(※平均的な収入の人の場合、月8~9万円)

給与明細を見ると、年金保険料も社会保険料も結構な金額になるけど、保障もしっかりしていますね。

民間の保険に入る前に、 国の制度は必ず調べておきたいですね。

私は、国の制度をよく知らないで、民間の保険営業マンに言われるがままに保険に加入してしまい、不必要に保障を増やしていました。当時の自分にこの本を読ませたいです。

お得な制度 つみたてNISAとiDeCo

貯金だけだと、インフレで実質的にお金が減ってしまう可能性が高い。したがって投資することが好ましい。投資するときにお得な制度として、つみたてNISAとiDeCoが紹介されている。両方を活用することも可能。

自分に合っているものを選びたい方は161ページの下部を読めば、どちらが合っているか分かるようになっている。

証券口座の作り方が載っている

投資を始めようと思ったら、証券口座を開かなければなりません。ネット証券は手数料等が割安ですが、その分、自分で調べて口座開設手続きする、といった手間がかかります。

この本では、証券口座の作り方を丁寧に解説してくれています。楽天証券を例に、証券口座の作る手順のキャプチャ画面付きです。この本なら、はじめて投資する方が、「投資する前に、口座の開設手続きで挫折する」ということもなくなりますね。

iDeCoと税金

iDeCoは、掛金全額所得控除と、節税効果が高い。確定申告時の項目は小規模共済等掛金控除。一方で、口座開設手数料や運用管理手数料がかかる。また原則として60歳まで引き出し不可。

iDeCoは年金として受け取ることも、退職金として受け取ることも可能。金額によっては課税される。通常は退職金で受け取ると退職所得控除があるので得だが、退職金のある会社員・公務員の場合は、そうとも限らない。

iDeCoの税金について、様々なケース(フリーランス、専業主婦・主夫、退職金のない会社員、退職金のある会社員・公務員)を説明してくれているのはありがたいです。さすが税理士ですね。

私は退職金のない会社員なので、iDeCoは絶対節税になる、と思いiDeCoに加入しました。

社会に出る前に読みたい本

インフレと貯金、国の年金と保険の充実度、証券口座の開設方法、節税効果の高いiDeCo。漫画形式で読みやすい&分かりやす、それでいて内容が充実している書籍です。この本の内容を知っている・知らないでお金との付き合い方が大きく変わるでしょう。

社会に出てから読んでも役に立つ本ですが、できれば社会に出る前に読みたいですね。高校生の頃に読めたら最高だったな、と思います。

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ブックレコメンド編集部

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