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3月26日に読む本は十角館の殺人(綾辻行人)

エラリー、ポー、ルルウ、アガサ、オルツィ、カーの6人は、ミステリ研究会の合宿として十角館を訪れる。十角館は角島にある。 角島は孤島で、ミステリ研の合宿にはぴったりだった。6人に先立ち、 ミステリ研メンバーの一人、ヴァンが十角館に食料や寝具などを運び込んでいた。 十角館で合流した7人。到着した日はヴァンが体調不良で早く部屋に戻った他は、なにごともなく無事に日が暮れる。

一方、以前ミステリ研究会のメンバーだった江南の元に、「お前たちが殺した千織は、私の娘だった。」と、中村青司から手紙が届く。 中村青司は前年に焼死したはずだった。死んだ場所は十角館と同じ角島にある青屋敷だった。 江南は、 ミステリ研究会のメンバーの守須に、手紙について相談に行く。

1986年3月26日は

ミステリ研究会のメンバーが十角館に訪れた日

十角館では、翌日、何者かが、「第一の被害者」 「第二の被害者」 「第三の被害者」 「第四の被害者」 「最後の被害者」 「探偵」「殺人犯人」というプレートを用意していた。ミステリ研なので誰かのネタか、と考える者もいたが、誰も名乗り出ない。不穏な雰囲気が漂う。

次の日、オルツィが殺されていた。さらにカーも毒殺される。さらに殺人は続く。 逃げ場のない孤島で。そして犯人は十角館に火をつける。

角島の異変を知り、警察が駆け付けたときには、十角館にいたメンバー全員が死んでいたという。

ある人物の一言で、がらっと変わるのが衝撃的でした。

十角館の殺人には、孤島での連続殺人、全員が死ぬ、等、そして誰もいなくなった(アガサ・クリスティ)のオマージュがたくさんあります。十角館の殺人を読む前に、そして誰もいなくなったを読んでおくと、より一層楽しめると思います。

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