木曜日にはココアを(青山美智子)の次に読む本

あらすじ

木曜日の午後3時に喫茶店にホットココアを飲みに来る彼女。そんなココアさんに恋をする喫茶店の彼や、少しずつ繋がったたくさんの人たちの物語。

だまだまこ
だまだまこ

寒い日のココアのような、ほっと温まる優しい話ばかりで涙腺が緩みました。

連作短編で主人公は入れ替わるのですが、めぐりめぐって、ラストは喫茶店の2人の元へ。誰かへの優しい思いがこんな風に誰かを救っていることもあるんだな、とやさしい気持ちになりました。

安心できる場所があるっていうことはとても大事なことですよね。どうか2人が上手くいきますようにと思わず願っていました。

次に読む本

まだ温かい鍋を抱いておやすみ(彩瀬まる)

子供を亡くした友人に美味しいものを作って彼女を支えていく話など「食べることは生きること」を感じさせる食に纏わる6つの短編集。

だまだまこ
だまだまこ

共感とは違うのに、何だか泣きたくなるようなこの気持ちはなんだろうと不思議な気持ちでした。元気な時には思い出さない、寂しい時や辛い時に誰かに救ってもらった記憶の断片。母の顔、友達の顔が重なって、心の弱い部分が刺激されました。

子どもの頃には気付けなかった母の思いやりや、無意識に受け取ってきた誰かのやさしさが、食卓の風景と共に思い出されます。そして、昔からの友達の程よい距離感と大人の思いやりのある付き合いのありがたみが身にしみました。どんな時も食べて生きていくことが大切だ、というメッセージがあたたかく伝わってきます。どれも、おいしいものを食べたくなる物語でした。

だまだまこ
だまだまこ

寒い日のココアも、心が弱っている時の美味しい食べ物も、心を温めるのには大事だと思います。

どちらも食べ物を通して、人のやさしさを感じられる作品です。

ちょっと疲れた時、癒しを求めている時におすすめの2冊です。


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