海賊とよばれた男(百田 尚樹)の次に読む本

あらすじ

敗戦で全てを失った日本で、異端の石油会社「国岡商店」を経営する国岡鐡造の小説です。一代かけて築き上げた会社資産の殆どを戦争によって失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首(解雇)せず、再起を図ります。

しかし、真っ当な商売を行う国岡商店は暴利を貪るGHQ、国内政府、欧米の大企業連合などから、ありとあらゆる妨害を受けます。

普通の人間なら挫けてしまいそうな困難にも、国岡鐡造は「日本人にかえれ。」と日本人本来の和の精神・互譲互助の精神の大切さを説き、信頼する部下たちと共に様々な苦難を乗り越え、敗戦国だった日本に大きな希望を与える偉業を成し遂げることに成功します。そんな国岡鐡造の生き方と困難に立ち向かう姿を描いた小説です。

次に読む本

出光佐三の日本人にかえれ(北尾 吉孝)

敗戦によって、焦土と化した日本において、世界有数の大企業を立ち上げた出光佐三の名言と、ソフトバンクGrの会社で代表取締役を務める著者:北尾吉孝が実際に出光佐三から聞いた裏話や自身の考えを書いた書籍です。

敗戦国である日本が、今日の繁栄を築くことができたのは、日本人の力によるものです。その中でも大きな役割を果たした日本人「白洲次郎」、「松下幸之助」、「本田宗一郎」など有名人が多数いますが、「出光佐三」も間違いなくその一人です。 グローバル化の波が激しさを増し、日本の国際的な地位が低下する昨今において、日本人としての役割と生き方が書かれた是非とも読みたい本です。

ビタロー

映画化もされた爆発的にヒットした小説「海賊とよばれた男」。主人公は国岡鐡造となっておりますが、そのモデルが出光興産を立ち上げた出光佐三であるのは有名な話です。 そして「海賊とよばれた男」を読んだ人が誰でも思う疑問の一つが、「こんな偉大な経営者が本当に実在したのか?どこまでがノンフィクションで、どこからがノンフィクションなんだろう?」ということだと思います。 『出光佐三の日本人にかえれ』はその疑問に答えてくれます。焦土化した日本において、「従業員の馘首はしない」と言ったのは、あまりにも周りが「社員を馘首しなければ会社が潰れてしまう」と迫ってきたため、つい反射的に答えてしまった言葉だったなど、小説の名言の裏話が多数のっており読み応え満点です。

この記事を書いた人

ビタロー

アラサーの自動車関係の設計をしているエンジニアです。文芸、哲学、ビシネスを中心に幅広く読んでいます。気楽に気分転換したい時は推理小説。しっかりと重めの本を読みたい時は哲学書など幅広く読んでいます。特に哲学書を読んでいる時などは、昔の偉人の思考の深さに驚いたり、人間の本質の変わらなさになんとも言えない気持ちになったりと様々な学びがあります。読み応えのある本を紹介していきます!