お酒(アルコール)は魅力的ですが、一方で健康を損なったり、泥酔して周りに迷惑をかけたりします。
アメリカでは、禁酒法が成立したことがありました。
アメリカで禁酒法が施行された日(1933年に廃止された)
禁酒、減酒について書かれている本を紹介します。
お酒についての基礎知識、お酒に強い人と弱い人の違い、「酒は百薬の長」って本当はどうなのか、などが分かりやすく書かれています。
適切な飲酒量
適切な飲酒量は、男性の場合で、1日20グラム以下だそうです。(アルコール量の計算で確認できます。)主なお酒だと、
- ビール: 中瓶1本(約500ml)
- 日本酒: 1合弱(約170ml)
- ワイン: グラス1.5杯(約180ml)
ぐらいです。
お酒が好きな人にとっては、物足りない量な感じですね。
お酒を減らすには
お酒は薬であり、それも結構リスクの高い薬で、飲みすぎは危険です。とはいえ、たくさんお酒を飲んでいる人に、いきなり上述の適切量以下にせよ、というのではなく、無理のない範囲で減らしていく、という提案をしています。
そのためにまずやることは二つ。
一つ目は「飲んだお酒の量を記録する」が推奨されています。日記に書く形でも、スマホアプリで管理でも構いません。
現状を把握するのは大事だね。そういえば、レコーディングダイエットでも、まず記録することが推奨されていた。
もう一つは、「周囲に宣言する」。宣言することで止めにくくなる、というだけでなく、周りが褒めてくれて継続しやすい、という効果もあるそうです。
宣言して、簡単に挫折してしまったら、恥ずかしいな。そうすると続けようとするなあ。
とても恐ろしいアルコール依存症
6章では、アルコール依存症について語られています。肝臓への負担はもちろんですが、精神障害でもあります。
依存症になった人が、「たかがお酒くらいで」と軽く考えたり、「病院に行ったら、お酒を断たれてしまう」と考えたりして、受診したがらない、という問題もあります。
アルコール依存症が疑われる場合は、判断基準としてAUDIT(アルコール使用障害スクリーニング)が良く用いられます。
AUDITをやってみた。設問の回答を選ぶだけで判定してくれるのでありがたい。
この本を読むまでは「お酒は、適切量なら体に良い」と思っていました。読んでみると、アルコールが体に及ぼす害がかなり大きいということが分かりました。
お酒の危険性を教えてくれるだけでなく、禁酒・減酒の方法も取り組みやすい方法を教えてくれたのが役立ちます。
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