訂正する力(東浩紀)の次に読む本は

あらすじ

あらゆる情報やひととどこにいても、アクセスできる現代では
『より早く、目的地へ。すぐに!
役立つものを。需要があり売れるサービスを(=会社が儲けになるものを)』

そんなタイパ、コスパ重視のサービスが価値と捉えられる。

そのサービスは誰が作ったか。背景や作り手の人となりではなく、目的の音楽や本をただ楽しめればいい。
ただすぐに役立つものが人間の幸せや豊かな時間を叶えてくれるのだろうか。

そんな問いに対する著者なりの見解を、正確を求めずに、対話を深める人文学や哲学的立場から【豊かに老いる力】
としてあらゆる角度から論じてくれた。

“訂正力”=温故知新(過去から学び新たな知見を見つける)

がいまの日本に必要な概念。

聴きなれない言葉で、読む前は曖昧な理解でしたが、数あるわかりやすい言葉で、【訂正力】を言い換えて解説してくれています。

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変化を恐れて誤ちを認めずに自分のやり方にこだわること

正解や結果がわかりやすい理系や自然科学との違いを知ってともに生かしあえたらいい。

正解の見えない人生では、幸せはひとの数だけあり、活躍できる舞台もさまざま。
ひとりとして同じ体験はできないからこそ、正しい解釈はなく、あなたって面白いね!
これはこんな見方があったのか。
攻め合いではなく、他者を通して気づき合う。
そんなわちゃわちゃした井戸端会議が当たり前な日常が続いてほしい、、

社会問題の核心に迫る読み応えありまくりの貴重な時間にさせてくれました。
社会人一年目に読みたかった。
読めて良かった。

次に読む本

指導者の条件(松下幸之助)

松下幸之助さんが仕事で直面した気づきを歴史の偉人のエピソードと併せて言霊の処世術をリストで解説しています。

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感想に挙げた「訂正する力」と併せて、新卒や転職期に、出逢い読んでおけたら、仕事への姿勢や日々の在り方が変わっていただろうか。

パナソニック創業者の松下幸之助さんに、改めて尊敬の念を抱いた。

上に立つほど、謙虚に目立たない、人がやりたがらないトイレ掃除や環境づくりを大切にしよう。
小さなことをめんどくさがらずに、自らの行動で雰囲気を良くしたいそんな気持ちを思い出させてもらった。

社会で働く前、
3年働いて、部下を指導する立場を任されるとき
そんなすべての働きマンに出逢って欲しい一冊。

おススメポイント

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まずは日本のトップ、官僚の不正などのニュースが連日続いている昨今。
上に立つ者として、そもそもひととして社会がAIに引っ張られても立ち返るべきことは何か。社会問題のあり方に問いを投げかけた課題本だった。
この本では国という大きな括りで人としてのあるべき姿を哲学的に論じているため、会社経営者や転職志望者などに特にニーズがあると感じた。
その読者層を踏まえた上で、ひととしての仕事の姿勢やこれからの生き方を、上司としてはどうありたいか。組織内の求められる能力について、より狭めた範囲での気づきに、同じ経営スキルというテーマで関連につなげました。




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