ギフテッド(藤野恵美)の次に読む本は

あらすじ

聡明な子どもに生まれたとしても強く生きられるわけじゃあない。
聡明な子どもを産んだからって、簡単には育てられない。
高度な知能を持つことは、神様からのありがたいギフト? それとも苦しい試練?

日本国内随一の大学を卒業し一流企業に就職したものの退職、現在はフリーの翻訳者として慎ましく暮らす凛子。
姪の莉緒は、読書と昆虫に目がなく論理的思考に長けるが、融通が利かずコミュニケーションに難がある危うい小学生だ。
莉緒の中学受験に付き添うことになった凛子は、周囲の期待にうまく応えられず苦しんだ自分の半生を振り返る。

マサ

こういうタイプの失敗組が自分なのか、そう思ってしまう程深く刺さった内容でした。
その上で259ページ目の言葉はさらに深く刺さりました。

読んでもどかしい気持ちになる方は多いのではと思います。
この時代にぜひご一読頂きたいです。

次に読む本

「オードリー・タン」の誕生 だれも取り残さない台湾の天才IT相(石崎洋司)

8歳で学校に絶望し、不登校。死も考えたギフテッドは、どうして希望を取り戻せたのか? なぜ「だれも取り残さない社会」を目指すのか? 

ITの天才にして、世界が注目する<新しい民主主義>の旗手、オードリー・タン氏。
台湾のマスクマップの開発を指揮した、天才IT相として知られています。
IQ180の天才、十代での起業、ITの神さまなど「勝ち組」の代表のようなイメージがつきまといますが、生まれつき重い心臓病をかかえ、小学校ではいわゆる「浮きこぼれ」。小学校3年生で不登校となり、世界に居場所などないと絶望の淵にたちます。

戒厳令下の台湾の硬直した教育体制による体罰やいじめ。それを<あたりまえ>とする社会とぶつかった9歳の唐宗漢が、いかにして世界と和解し、台湾の教育を変え、ソーシャル・イノベーションによる新しい民主主義の旗手「オードリー・タン」となっていったのかを描く伝記物語です。

マサ

ITの名手としてのオードリー・タン氏の印象はもともと持っていましたが現在に至るまでの歴史はほとんど知らなかったです。
内容から想像するに、現在日本を凌駕する程のIT大国になった当国の存在に如何にこの人物が深く関わっているのかや、この方を取り巻く様々な人達との関わり方などがよくわかりました。

今の日本の政治家、特に内閣の人達によく読んでもらいたいです(笑)

おススメポイント

マサ

どちらもギフテッドに関する本。
「ギフテッド(藤野恵美)のフィクション→「オードリー・タン」の誕生の実話」の流れで読むとギフテッド(藤野恵美)の時点で残る
「ホントかよ!?」
という疑問が解けて非常に理解が深くなります。

ちなみに「オードリー・タン」の誕生については今回児童書として借りて読みましたが今後を担う子供達が読むのに非常に有意義な内容であり、ふりがなも振ってあるので読みやすいと思いました。

この2つの本を子供だけでなくあらゆる方に読んで頂きながら現在の混沌とした社会や自分自身を見つめ直して欲しいです。




この記事を応援する


Stripeで決済します。カード番号を入力してください。


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


「自動計算」へのリンク