あらすじ
年収300万円で12時間労働も当たり前の社畜のような生活をしていた、事務職OLだった著者・ちーさん。そんな彼女は、今「ゆるFIRE」生活を謳歌しています。
「ゆるFIRE」とは、生活費の一部を好きな労働でまかないつつ、残りは資産運用の収入でまかなう生き方です。「FIRE(=経済的自立&早期退職)」が資産運用収入のみで生活するのに対して、「ゆるFIRE」は労働もしながらの生活ではあるものの、達成に必要なお金が少なく、かつ好きな仕事でゆるっと暮らせる点が特徴です。
本書では「ゆるFIRE」に必要な3つのこと、①稼ぐ(本業×副業)②貯める(ミニマルライフ)③増やす(投資)について、解説しています。
「ゆるFIRE」というネーミングセンスが絶妙で、思わず手にとってしまいました。既に「ゆるFIRE」済みであることから、お金を貯めるまでの道筋だけではなく、「ゆるFIRE」後の資産の取り崩し方や生活まで詳しく書かれています。読んだら、あなたも「ゆるFIRE」を目指したくなっちゃうかも…!?
次に読む本
ミニマリストゆみにゃんのお金のつくりかた (ゆみにゃん)
憧れて新卒で入社した企業はブラックな労働環境。
夢をみて結婚するも、上手く行かず離婚。
仮想通貨や不動産詐欺に遭遇。
そんな著者を救ったきっかけは、「お金の勉強」でした。具体的には、①投資②固定費と変動費の削減③転職・副業です。
失敗を繰り返しながらも、貯金ゼロから5年間で1000万円を貯めたテクニックについて、筆者の実体験をもとに分かりやすく説明しています。
いきなり資産形成の方法から説明をするのではなく、資産形成をしようと考えるに至ったきっかけから赤裸々に記されています。また、筆者自身が大切にしている価値観が、メリハリの付いた支出に見事に連動しているのは、読んでいて清々しい気分になります。まさしく、”ミニマリストゆみにゃん”さんにしか書けない一冊になっています。
おススメポイント
「同一テーマ(資産形成)×同一著者属性(女性)」であることから、この2冊を選定しました。両者は内容が重複している部分もありますが、それは資産形成には外せないポイントだということです。2冊読むことで理解が深まり、重要ポイントをしっかり押さえることができます。逆に2冊で違う点を探してみるのも、著者の価値観の違いが分かって面白いかもしれませんね。
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