「スマホ脳」アンデシュ・ハンセンの次に読む本は

あらすじ

現代に生きる私たちにとって欠かせないデバイス、スマートフォン。睡眠時間まで犠牲にし、なぜそこまで手放せないのか。現代人には馴染み深い病名となったうつ患者の増加。記憶力、集中力、そして学力の低下にスウェーデン出身の著者が世界へ警鐘を鳴らす。なぜ、スマートフォンの便利さに人は溺れていくのか。

著者のアンデシュ・ハンセンは2019年に「スマホ脳」、2022年に「運動脳」、2024年に「メンタル脳」を発行しており、どれも脳を主とした書物である。今回はスマホ脳の書物に着目した。最近では聞き慣れた言葉であるスマホ依存症。長時間の過剰な使用の理由についてはすでに知っている人も多いはずだ。しかし、改めて「超情報化社会」の今にスマホだけではなく、その他のデジタルデバイスとの付き合い方に悩んでいる人がいればこの本を進めたい。

次に読む本

「わかったつもり 読解力がつかない本当の原因」西林克彦

ある文章を読む時、普通は理解できるまで読む。わからないままほっとかないはずだ。しかし、本当にその文章を深くまでわかっているのか。「わかったつもり」のままではないか。本書は文章を「深く読む」にはどのような目線から読み解けばよいか、「わかったつもり」の打破の仕方を全5章にわけ、論じている。

本書を読んだ時の「わかった」「わかったつもり」の境界線というのは細かい、重箱の隅をつつくような話だと思われるかもしれない。映画を倍速で視聴するように、内容さえ大まかにわかれば良いと思う人もいるだろう。しかし、重要な書類を交わす場面で内容をざっと見で済ますのはいけない。自分が不利益を被るかもしれないからだ。読む、観るという過程の中で心の中に少しでも引っかかりがあるのなら、もう一度最初から振り返ってみよう。そう思わせてくれる一冊である。

おススメポイント

繰り返しになるが現代は「超情報化社会」と呼ばれている。情報の更新は今や秒単位で進んでいる。そしてスマホにより、誰もが情報を発信できるようになった。情報が溢れかえっている中、その精査の目を養わなければならない。ラフに読み飛ばすのではなく、芯まで噛み砕きかつ情報の整合性を問う姿勢が重要となってくる。また、デバイスとの付き合い方も問題だ。一日中スクリーンを見て過ごすのではなく、距離をとる時間を作る。今の時代に重要な「情報」と思い、この二冊を選定した。




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