あらすじ
「なぜ駅前の古びた靴店はお客さんが来ないのに経営を続けるのか?」「なぜつけ麺は大盛無料でも儲かるのか?」など、言われてみれば気になる、世の中の身近な疑問を数字で解き明かしてくれます。
同じような例がいくつか挙げられているので、この本を読みながら自分でも仮説を立ててみることで、仕事に効く分析力を身につけることができます。
この本を読む前と読み終わった後で、日常の出来事に対する見方が変わったと思います。
「日常で起きた予想外のことを深掘りし具体的に数字に落とし込んで考えることが大きな成功を挙げるきっかけになる。」とあるように、身近な疑問に対して、仮説を立てて数字で検証することで論理的思考力を高め、ビジネスにも役立てたいと思います。
次に読む本
『数値化の魔力』(岩田圭弘)
キーエンスにて営業ランキング1位を獲得したことがある筆者の経験に基づき、仕事ができる人になる自己成長メソッドを紹介してくれます。
目標にいたるまでのプロセスを数値化し、自分の不足点を客観的に可視化し、素早い行動変容によって日々改善することで、圧倒的なスピードでの成長を実現していく方法が分かります。
「日々の出来事を数字で客観的にみることで、論理的思考力を高め、より良い成果に繋げられないだろうか」
そんな思いの中で、この本を手に取りました。
一番印象に残ったのは「仕事の結果=行動の量×行動の質であり、結果に至るプロセスを数値化することで、圧倒的なスピードでの成長を遂げる。」ということです。
キーエンスの社員が10倍速で成長できるのは、行動と結果の因果関係を追跡できるほどにプロセスを分解し、PDCAをまわしているからだそうです。
自分自身、年間目標や四半期目標を立てるだけたてて終わってしまった経験が何度かあるので、これからは目標についても数値化し、年単位から月単位、日単位と落とし込み、毎日の実績を記録することで、目標達成に繋げていき、成長に繋げていきたいと思います。
おススメポイント
『なぜコンビニでお金をおろさない人はお金持ちになれないのか?』を読んで、日常の出来事に疑問を持ち、それを数字で分析する楽しさを再認識しました。そのことをビジネスにも役立てるために具体的にどうしたらいいのか、悩んでいた時に見つけたの『数値化の魔力』です。自分自身は子供の頃から数字が好きで、歴史上の有名な出来事が起きた年号をひたすら暗記していたりしたのですが、社会人になると数字に対して苦手意識を持つ人が多いことに驚きました。数字が得意な人も苦手な人も、どのような職種であれ仕事の成果を良くするためには、数字で分析することからは逃げられません。2冊とも読むことで、数字をみる楽しさを実感し、それを仕事に活かす方法を学ぶことができるでしょう。
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