「お風呂の愉しみ」著:前田京子の次に読む本は

あらすじ

キッチンで美味しいご飯のレシピをめくり、「今日の献立は何にしようか」と、冷蔵庫の野菜を眺めながらたそがれる夕暮れ時。

“毎日の疲れを癒すお風呂にも日替わりで愉しむ「お風呂メニュー」があったならば・・・
至福のひとときがさらに楽しいものになるのではないか“

海外で編集・翻訳の仕事に携わっていた著者、前田京子さんは、在宅の仕事に煮詰まると台所で、美味しい食事のメニューを考えるように、1日の終わりを締めくくるお風呂メニューを思索して毎日のお風呂を愉しんでいたようです。

この書籍には、そんな著者の石鹸づくりへのこだわりが遊び心とともに詰まっています。

その日のチャイのスパイスを選ぶように、頑張ったじぶんを労る入浴剤をつくれたら、きっと自分のからだをもっと愛おしく思えるような気がします。
日々頑張っているじぶんへ労いのひとときを贈りたくなる、お風呂recipeです。

実際にわたしが取り入れて楽しめたお風呂メニューの一例は、以下の通り。
・身近な材料でつくる美味しい入浴剤レシピ(米ぬか風呂・アーモンド風呂・ばら湯・はちみつ風呂・ミルク風呂)
・ボディケア用品レシピ(クローブとシナモンのマウスウォッシュ、ミントの歯磨き粉)
・化粧水(ばら・ラベンダー・ハニーウォーター、クリーム)
・わたしらしく愉しむお風呂のしつらえ(「バス・ルーム」を行きたい場所へ自在に旅する「特別な客船)に見立て、部屋型の客車をイメージしたお風呂のインテリア)

いかがですか?
お風呂場が客船に生まれ変わるなんて、考えただけでワクワクしてきます。

そろそろ心も体も一年の疲れが出始め、カサついてくるこの季節。
「バスルーム」という名の客船で、心が喜ぶお気に入りの味を探しに、出かけてみませんか?

honno-akari

私とこの本との出会いは、実は小さなまちの古書店でした。

いつものように仕事帰りにふらっと立ち寄り、古紙とインクの香りが漂う棚いっぱいの背表紙を一つひとつ眺めながら、渾身の一冊を選んでゆく・・・

なんとも、静かで、ゆっくりした時が流れる贅沢なひととき。

そんな束の間の数時間を生きがいに、仕事を頑張っていた当時のわたしがふいに、目が合い、入浴剤を買いに走るくらいに引き寄せられたのがこの本でした。

石鹸作りの材料の計量値を書き出したような手書きのメモも挟まっていて、その時の読者の光景を想像してほっこり。

そんなおまけがついてくるのは古書めぐりならではの楽しみですね。
さて、これは余談でしたが、わたしのお風呂時間を豊かにしてくれた本著作。古書では飽き足らず、新書を買いに行くほど。
一家に一冊置いて置きたくなる、ナチュラルインテリアに馴染む味わい深いデザインも魅力です。

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そういえば、毎日の食事は丁寧にメニューを考えるけれど、お風呂はさっとお湯に浸かり、時たま入浴剤を入れるだけ。
毎日のお風呂タイムはわたしにとって楽しみな時間ですが、この本に出会い、献立を考えるようにお風呂のひとときもさらに愉しみになり、休日も「石鹸を作ってギフトにしてみようか」と楽しみが増えて心ほぐれる休日がさらに豊かになりました。
ただ、肌に合うかは人によるため、本著のレシピを参考に自分の肌に合う配分を調合してみると良さそうです。

練り香水ってこんなに簡単に作れるのか!と試してわかる発見とワクワクがたくさんありました。

今は、在宅でできる仕事も増えてきていますが、シャワーを浴びる、足湯をするなどお風呂に入ると頭もスッキリ!気持ちも切り替わります。そんなリフレッシュのお供にキッチンで開きたい一冊です。

わたしは新しい年の始まりに、友人と石鹸づくりの会を企画してわちゃわちゃと趣味のワークショップサークルを作ろうかと妄想しています・・・♡
仲のいい隣人を集めて、おこもり美容のお供にも良さそうですね^^

次に読む本

「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て」著:大森 一慧

『ひとは食べたものからできている』
時代がどれだけ進んでも、人間の体は太古の昔とさほど、変わっていません。
日本には日本の風土に、ヨーロッパでは欧州の地形や文化に合わせた伝統料理があるように、気候に合わせて実る食材もさまざま。

東洋医学ではこれを「陰陽理論」と呼びますが、体の体質によっても必要な食べ物は変わってきます。

そんな人類の歴史から紐解いた基本の食べ方から、季節・症状に合わせた身近な食べ物を用いた手当てのレシピまで、季節の野菜ごとや発熱やうつ、不妊などのあらゆる症状に合わせた手当て法がわかりやすく解説されています。

ぜひ、体の声を聴きながらその日の症状や気分に合わせて試してみてくださいね。

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わたしはこれまで、不調を感じたら病院に行くか、ドラッグストアの薬で凌ぐか。まずは検診・受診という選択肢が多かったのですが、この著書をきっかけに、「身近な食材で手当をして様子を見てみる」そんな選択の余地があることを知り、自然治癒力に頼る方法を試して、暮らしや食習慣全体を見直すヒントをもらうことができました。

本来、治る力はその人の体に備わっている、ということを教えてもらいました。

人体の神秘とは、不思議なものですね。

おススメポイント

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こころと体がほわっとほぐれる湯たんぽのようなリラックス時間。
仕事や家事、母親や父親など様々な肩書きを身につけて仮面を付け替えながら暮らしていると、あれ本当の私ってどんな顔をしてたっけ?
気づくと、仮面の下のわたしの笑顔はいつも置いてけぼり。
そんなことを繰り返しているうちに、やりたいことや笑い方を忘れてしまった…

大切な家族を守るために。

大好きな子どもの健やかな自由を育てるために。

いつからか、他の何者でもないかけがえのない自分に戻れるリセットの時間が後回しになっていて、気づいた頃にはからだが悲鳴をあげていた。

そんな人想いで優しいお母さん・お父さんは多くいらっしゃるのでは、と思います。
大好きなひととずっと楽しく暮らせるためにはまず、美味しい食事と栄養を体にも与えて満たしてあげる。
そんな自分らしい笑顔を取り戻したいあなたの味方となってくれる2冊でしょう。

“食べることは生きること”
“温めることは明日を生きる笑顔をつくる“

そんなメッセージに気づかせてもらえたこの2冊に深く感謝しています。

新しき年を控えた年末年始。
ゆず湯とともに、「幸せのレシピ」見つけてみませんか?


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