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『コスパで考える学歴攻略法』(藤沢数希)の次に読む本は、『GIVE & TAKE 与える人こそ成功する時代』

あらすじ

子供の教育戦略について書かれた本です。
子供の教育には多大な費用と時間が掛かります。
それぞれの家庭の限られたリソースを使っていかに効果的に
自分の子供を高学歴にするか、が論じられています。

中学受験と高校受験ではどちらがコスパがよいのか?
英語の最適な学習タイミングはいつか?そしてその学習方法とは?
学歴と年収の関係とは?
受験で得られる本当の果実とは?

上記のような疑問を持つ子育て世代の方には是非読んで頂きたい本です。

著者は藤沢数希さんです。
メールマガジンとして週刊金融日記を執筆されています。
大学時代は物理学を研究されていましたが、留学で海外の大学へ進学後、
投資銀行クオンツ・トレーダー職等を経て、現在は作家・投資家として活動されています。

コマツ菜

『学歴は社会に出てからはほとんど役に立たない』
『東大を出ても就職に苦労している人がいる』
『コミュニケーション力の方が生きていく上では重要ではないか?』
メディアでも声高々に報じられるし、最もらしく聞こえます。
皆さんの実体験も鑑みてもあながち間違ってはいないでしょう。
社会人5年目である私も同様です。

では自分の子供が
『中学を卒業したら自分のやりたいことにチャレンジしたい!!』
と相談を受けたと仮定した場合、どれだけの親が子供の思いを承認できるでしょうか?
おそらく大半の親が反対の意を表し、子供を説得されると思います。
(私もそうします、、、、)

なぜか?
それは上記で書かれたような『学歴は全てではない』といいつつも、
現代の資本主義の構造状、学歴が上位であればあるほど相対的な幸せを獲得出来る可能性が高いことを無意識に感じているからではないでしょうか?

我が子だけには幸せになってほしい、将来食うに困らないことは絶対だし、
出来れば結婚して家庭を持ち、孫を見せてほしい。
清潔な衣服を着て、好きなタイミングで外食に行けて、GWやお盆休み、正月には帰省して
元気な姿を見せてほしいと思っているはずです。

そのためには一定レベルの経済力、もっと言えばお金は必要です。
そのお金を得るためには中卒よりも高卒、高卒よりも大卒、F欄大より有名私立大学、
有名私立大学より東京大学、、、、

このような序列が精度の差こそあれ、子供を持つ親にはインストールされています。
あとは家庭のリソーセス、兄弟の有無、子供の希望と現在の学力、その他諸々の情報を
加味した上で最適な進路を選ぶ、というのが教育だということを改めて実感しました。

当然、多くの家庭では教育資金(お金)は無限に使える訳もなく、また時間も限られています。制約条件が多く、かつ自分でコントロール出来ない範囲が大きい『子供の受験』というフィールドでコスパよく立ち回れるか、はたまた子供と自分の人生も含めて棒に振るか、、

子供の教育について悩んでいる方には一つのロードマップ的な考え方が出来る本だなと思いました。

次に読む本

『GIVE & TAKE 与える人こそ成功する時代』著者アダム・グランド

世の中には3種類の人が存在する。
ギバー・・・相手に惜しみなく与える人
テイカー・・真っ先に自分の利益を優先させる人
マッチャー・損得のバランスを考える人

それぞれの特徴と可能性を分析し、どのタイプが最も仕事で成功するのか、そして幸せなのかを考察している本です。

定量的なデータ分析だけでなく、ビジネスの現場の実例が豊富に記載されている点や、
具体的な行動指針まで書かれているので成功したいビジネスパーソンは必読の一冊だと考えます。

コマツ菜

著者の主張は『情けは人の為ならず』。複雑な論理や損得計算をするのではなく、
受けた恩は必ず返す、惜しみなく相手に情報や機会を与える、GIVE & GIVEの精神が大事。
そうすればその恩を感じた人からより大きな果実が与えられるということを本書から学びました。

他人の人生に『少し良い事』を起こすことに注意と情報とエネルギーを集中してみれば
おのずと自分の成功に近づいてきます。

ギバーの精神は持ってはいるが、いざ仕事と向かい合うと忙しさや優先度から他人の依頼事項を後回しにしてしまうことは社会人の方は何度も経験済みではないでしょうか?

もちろん自分の仕事が納期に追われており、優先度を検討した結果、回答が遅れるのであればそれは仕方のないことですが、自分の不注意で忘れており、その結果として相手に不利益を被らせているのであればそれはビジネスマンとしてイエローカードです。

逆に忙しいにも関わらず、自分の事を最優先に対応してくれたり、困っている時に手を差し伸べてくれた人のことは強く印象に残ります。

また返報性の原理と言われる『受けた恩は返さないと気持ち悪い』という人間の本能に根ざした原理より、何かしら恩を返したくなります。

ビジネスは結局は人と人が複雑に絡み合っています。機械やAIが登場しても、
その機械やAIの動作を指示したり、プログラムしたりするのは人です。

ビジネスだけでなく社会で生きる上での行動指針になる考え方を学べる本です。

おススメポイント

コマツ菜

どちらも投資という観点で見た際に非常に親和性が高いと感じました。
『GIVE & TAKE 与える人こそ成功する時代』であれば、
実際にギバーになろうとすると自分の仕事が上手く進められなかったり、時間が奪われたりと短期的な視点で見ると損をしているように見えます。
見方を変えると相手に対して投資をしているとも考えられます。

『コスパで考える学歴攻略法』でも幼少の頃から学習塾、中学受験、高校受験、海外の大学とお金が掛かり、これは子供に対する投資と言っても差支えないと思います。
こちらも短期的な視点で見ると、まだ成功が分からない状態なので損をしている状況です。

どちらも最初は損をするが、その時の行動や思考、トライ&エラーの回数、何を学んだかで
将来の果実の大きさが変わる、

『将来の自分にとって最適な行動は何ぞや』

という事を強く意識させられた2冊です。

『自分の今の環境は3年前の自分の頑張りにより形成されている』

鈴木愛理さんというハロー!プロジェクトを引っ張りながら、並行して女性誌のモデルもつとめ、慶應義塾大学を現役で卒業したアイドルの方がR25の取材で上記のことを仰っていました。(“マジメタイプ”と言われても気にしない。鈴木愛理が努力を続けられる「3年の法則」|新R25 – シゴトも人生も、もっと楽しもう。

この考え方が自分は大好きである意味モチベーションにもなっています。
これは言い換えると『今の自分の頑張りによって3年後の環境や立場、仕事が変わる』
とも捉えることが出来ます。

『将来の自分にとって最適な行動は何ぞや』
今日一日をダラダラ過ごすのか、それとも目標を達成するのか、トライをするのか、
決めるのは自分です。

この記事を書いた人

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コマツ菜

年間読書数300冊ほど。ジャンルは小説やビズネス本から流行りの本まで幅広く。
27歳で社会人5年目。自動車メーカーで主にEV関連の設計の仕事に従事しています。
趣味は読書以外ではサイクリングです。

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