あらすじ
図書館の名物司書が図書館に迷い込んできた様々な人たちの悩みを本やレファレンスサービスを通して解決していきます。
本、人、そして人生に大きな岐路を迎えている人や何かモヤモヤが残っている人にオススメの、心が温まる物語が図書室と本を通して展開される人生相談室。2021年度本屋大賞候補にもなった話題の本。
光薫
心が温まったような読み終わった時にほっこりしました。イメージ通りの読了感でより一層図書室や図書館、書店への愛情や愛着がわきました。大人の方にもおすすめのハートウォーミングストーリーです。
次に読む本
教室に並んだ背表紙 相沢沙呼
中学校の図書委員をつとめる「あお」と学校司書として勤務する「しおり先生」とのエピソードから始まり、中学校・高校時代の少女が本を通して出会い、交わり、そして別れていく。学生時代に味わった本の匂いや本の声に耳と鼻を傾けながら、自分の学生時代を回想させてくれる処方箋。
光薫
中学校の図書委員と学校司書を通して展開される物語が終末期に向かっていく感覚は、本が苦手な人や図書室に行ったことがない人にも薦められる内容。短編集だが中学校や高校時代の少女を軸に、懐かしい本の感触を思い出させてくれます。
光薫
図書館に迷い込む人たちは、本、人、そして人生に大きな悩みを抱えているのです。
司書や学校の図書委員が1冊の本を通して数々の悩みを解決し揉み解していく展開は、まるでマッサージされているかのような感触を受けていました。生きることに疲れてしまった人や癒しを求めている人でも図書室を訪れることもあるのだと、心がほっこりする短編集です。
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