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性犯罪被害にあうということ 小林美佳 朝日文庫の次に読む本は

あらすじ

突然見知らぬ男性2人に車に連れ込まれ性暴力の被害を受けた小林美佳さん。
被害に遭ってからは、まるで支配されてしまったかのように彼女は苦しみ続けた。
男性恐怖症、何度も起こるフラッシュバック、親・友人・恋人には決して言えない秘密を抱えた彼女は、あの日以来別人のようになってしまったのだ。「魂の殺人」とも言われる性暴力の実態、実名公表するまでの葛藤、そして周りへのカミングアウト。
性犯罪について克明に記された、渾身の告白本。

光薫
光薫

性被害は見知らぬ人からのものという見解が多いですが、実際は被害の半数以上が親戚や知人からです。

どんな理由や状況であろうが決して許されないものであり、たった1度の行為が被害者を何十年にもわたり苦しめます。

性被害はタブーと思われがちですが、今の時代はもうそのような古びた常識は通用しません。

実名公表した彼女の想いに、耳も心も傾けてください。

次に読む本

性犯罪被害とたたかうということ 小林美佳 朝日文庫

被害に遭ってから彼女は心の傷を癒すために、もう一度前を向くために、ゆっくりだが確かな歩み始める。
自分と同じ被害に遭った人たちと繋がることで、かつての自分と自信を取り戻そうと奮闘していた。
被害に遭った自分を受け入れるために、もう二度と自分のような被害者を出さないために、大きな1歩を踏み出す。
仲間たちからの性暴力の実態、日本の受け入れ態勢、法律や裁判での支援で感じた理不尽さと絶望感に苦しみながら、何とか制度を変えようともがく闘いが、今始まる。

光薫
光薫

LGBEQや同性婚など、日本では人権や多様性についての理解がまだまだ遅れています。

性被害者にとって、被害の告白は再び傷つけられる可能性もある非常にリスキーな行為です。

もし、大切な人からそのような告白をされたらあなたはどうしますか?

どのようにしてその人の心に向き合うでしょうか?

今の時代は、誰が加害者で被害者になるのか分からないのです。

明日被害に遭った時のために、知識をつけておきましょう。

光薫
光薫

性被害についてここまで生々しく語った本は初めてですが、日本の理不尽なまでの現実を突きつけるのにはピッタリな2冊です。

実名公表したのは彼女が最初だったと思いますが、そのリスクを考えてください。

たった一度の性被害がもたらす苦しみと痛みを知ることで、あなたもより今の日本に疑問を持つはずです。

この記事を書いた人

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光薫

1997年6月1日生まれの23歳。 性自認はアセクシュアル。 読書好きを活かし書評ライターを志す。 5歳から習っていた書道を活かし、代筆の仕事もやっている。 「書くことで、生きていく」をスローガンとする傍ら、医療翻訳者になるため勉強中。 阪南大学 国際コミュニケーション学部 卒業 語学と心理学を専攻。 英検2級、TOEIC705点、仏検4級 独学で中国語も勉強中。

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