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スロウハイツの神様(上下)(辻村深月)の次に読む本は

あらすじ

人気作家の赤羽環がオーナーのアパート「スロウハイツ」。
このアパートを舞台に様々なクリエイターの卵達(映画監督、漫画家など)が事件や互いの才能への嫉妬などがありながらも切磋琢磨していく青春の物語。

ちょこ
ちょこ

上巻は設定や人物像などの紹介等ですこし長く退屈にかんじてしまうかもしれません。

しかしこの段階ですでに伏線がたくさん張り巡らせれています。

物語が進むにつれてどんどんと伏線が回収されていき、あ、この人はそういう・・・!という箇所が多数出てきます。

読後感としては感動のある物語となっていてモヤモヤ感などもなくさっぱりと読むことが出来ます。

次に読む本

かがみの孤城(辻村深月)

いじめ問題で不登校になってしまう主人公。
そんな主人公の部屋の鏡がある日突然光りだす。
手を伸ばしてみれば鏡の向こうへと吸い込まれ、付いた先お城、そしてそこには狼の面を被った少女と主人公と同様鏡に吸い込まれた6人が居た。
見つければ願いが叶うという鍵を探すことに。
このお城に集められた子どもたちの共通点は、そしてこのお面を被ったなぞの少女の正体とは・・・?

ちょこ
ちょこ

最初はカッチリとしたファンタジー小説かと思いつつ読み始めましたが、そんなことはなくちゃんとした理由付けがあった上で子どもたちが選ばれていたりと物語性がかなりはっきりした作品でした。

伏線に関してもあらゆるところに伏線が散りばめられています。

中にはおや?と思うような場面があったりもするのでそういう部分をしっかり覚えたりメモを取りつつ読み進めていくとなお楽しめるかもしれません。

そして最後に一気に伏線を回収して行きます。

その手腕は実に見事です。

子どもたちの成長、更には感動の結末となっており気付けば一気読みしていた、なんてこともあると思います。

私は一気読みしてしまいました。

ちょこ
ちょこ

私は「スロウハイツの神様」を辻村作品の入門書的な立ち位置でお勧めします。

なぜなら、伏線の張り方から回収までがこれぞ辻村作品!という感じでキレイに仕上がっているからです。

そこに加えて後々の物語で登場する人物がこの巻で出てきたりします。

そして「かがみの孤城」は割と最近出版されたもので児童書にもなったり、かなり人気のある作品となっています。

こちらも「スロウハイツの神様」同様に伏線回収まで非常に秀逸な一冊になっています。

「スロウハイツの神様」に比べてとっつきやすく読みやすいと思うので、息抜きにこちらを読んでみるのもいいと思い”次に読む本”におすすめさせて頂きました。

この記事を書いた人

ちょこ

ちょこ

うつ病とパニック障害を治療中の男です。
子供の頃から読書は習慣となっていて、うつにも読書は良いということで未だに続けています。
好きな作家は、伊坂幸太郎、辻村深月、森見登美彦、有栖川有栖、中山七里、相沢沙呼、赤川次郎などです。
基本的には小説をメインで読んでいますが、うつ病やパニック障害に関する書籍も読んでいます。

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