カレーライス 教室で出会った重松清(重松清)の次に読む本

あらすじ

教科書に掲載された、表題の『カレーライス』 を含む、9つの短編が収録されています。どの話も子供の心理描写が著者によって巧みに描かれており、まるで自分が教室の中にいるような、物語の中に引きずり込まれるような内容の名作集です。

みなぞう

有名な話が多いからか、どこかで読んだことがある!と感じるものもありました。小説としては非常に読みやすく、学生時代を思い出して、どこか懐かしく照れくさい気持ちになります。著者が「あとがき」でも触れていますが、子供たちはこのコロナ禍に何を思って過ごしているのでしょうか?きっと、この小説同様、大人には分からない感情があるのではないかな、と思います。早く子供たちが安心して教室で過ごせる日々が戻ることを願うばかりです。

次に読む本

逆ソクラテス(伊坂幸太郎)

短編5編が収録されています。どの話も小学生が主人公で、逆境にめげず、簡単ではない現実に立ち向かっていきます。非日常的な出来事に巻き込まれながらも、先入観を逆転させ、アンハッピーな展開を乗り越えていく、といった内容の作品集です。

みなぞう

文章がストレートなので、一気に読めました。短編の題名が「逆」「非」「アン」など、否定の接頭語を使って構成されているところが見事で、著者の想いを感じます。小学生にしては大人っぽい子供が多く登場する印象を受けましたが、どれも子供目線で描かれているため、大人へのシニカルな表現が際立つ作品となっています。「教育は型にはめるとやりやすい」という言葉なんかは、子供を育てている自分としては心にちくっと刺さるものがありました。

みなぞう

どちらの作品も短編集であり、主に「小学生」が主人公です。大人が理解できない(しようとしていない)世界で、物語の登場人物たちが懸命に生きていることを感じさせてくれる作品になっています。私は「小学生の時にこんな大人っぽいこと考えてたかな?」と感じましたが、その時その瞬間に何を想って過ごしていたかは意外と思い出せないものですね。大人になって考え方が凝り固まってしまった証拠なのでしょうか。。。『カレーライス』が今の教科書に載っているとのことですが、『逆ソクラテス』も教科書に掲載されていておかしくないです。両作品、様々な立場に感情移入して楽しめる小説です。

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この記事を書いた人

みなぞう

妻と2歳の男の子の3人で暮らしているアラサーです。本業(通信会社の営業)をしながら、先日雑記ブログを始めました。自他ともに認める多趣味で、成長や変化に敏感です。本は小さい頃から大好きで、ジャンルの守備範囲は広め。最近は小説や教育系のビジネス書を主に読んでいます。

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