四畳半タイムマシンブルース(森見登美彦)の次に読む本

あらすじ

下鴨のアパートで四畳半の部屋に住んでいる私(主人公)。腐れ縁の友人の小津、1学年後輩の明石さんなど、面白い友人たちとの大学生活を描く。

25年後(四半世紀後)の未来から、田村という大学生がタイムマシンで訪れる。タイムマシンは本物だった。昨日、エアコンのリモコンを壊してしまったので、過去を変えるべく昨日へ旅行する。

昨日へ着いてから、『私』は、「タイムマシンで移動して過去を改変してしまったら、世界が滅ぶのでは?」と危惧する。うまく辻褄を合わせて世界が破綻しないように孤軍奮闘する。

水野 史土

エアコンのリモコンから、話が膨らみ、最後はきちんとまとまるのが見事です。続きが気になって一気に読んでしまいました。

ネタバレ

未来から来た田村は、どうやら明石さんの息子らしいです。気になる明石さんの相手は、最後の一行で明らかになります。

次に読む本

水野 史土

過去を変える?ことを試みたお話の次は、未来を知るお話をオススメします。

あなたの人生の物語(テッド・チャン)

エイリアンが地球に訪れる。彼らの言語の書式は、地球のそれとは大きく異なっていた。主人公ルイーズは、言語学者として、彼らの言語の解釈に挑戦する。

エイリアン達は、決定論的な認識を持っていた&言語の表記もそうなっていた。

ルイーズは、エイリアンの言語を理解していく過程で、彼らの時間認識の方法を理解するようになる。また自分もそのような認識ができるようになる。

ネタバレ

ルイーズは、将来、自分の娘が誕生し、死ぬ未来を事前に知ることになる。未来が変わることはない。それでも、ルイーズは子どもを産み、育てる。

水野 史土

未来を自分の思い通りにする、というのはおこがましい考えなのかもしれません。

しかし、未来を変えることができないとしても、自分がいろいろ考え、行動したことは、必ず糧になる、そう思わせてくれる作品です。

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この記事を書いた人

水野 史土

年100冊読む読書家。本屋大賞のようなエンタメ系文芸を好む。テッド・チャンの影響で最近はSF作品が多め。

本業はホームページ運用支援で、実績は月70万PV。著書は「WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。第3版」他。

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