数の女王

数の女王(川添愛)の次に読む本

あらすじ

すべての人が「運命数」を持つ世界。メルセイン王国の王妃に養女として迎えられたナジャは、王妃の怖ろしい企てを知ってしまう。呪詛によって他者を殺し、不老の「運命数」を手に入れようとする王妃。ナジャは城を抜け出し、妖精のメムたちと冒険の旅に出る。

ぬぬに

この世界で呪詛を行うには相手の「運命数」を知り、それを素因数分解する必要があります。 「数」に支配されたファンタジー世界がとにかく斬新です。 約数、素数、合成数、素因数分解にフィボナッチ数列。フェルマーの小定理にメルセンヌ数。 文系人間には立ち眩みがしてきそうな用語の数々ですが(笑)、作中では具体例を元に丁寧に説明してくれるので大丈夫! 巻末にはありがたいことに解説まで付いてきます。

次に読む本

童話物語(向山貴彦)

人類は生存に値する種族なのか。地上を訪れた妖精フィツの役目は「人間を観察しその価値を確かめること」。しかし、フィツが出会ったのは悲劇的な生い立ちのために、性格がねじ曲がってしまった少女ペチカだった。世界の滅びを願うペチカ。果たして世界と人類の運命は?

ぬぬに
ぬぬに

かれこれ20年以上前に刊行された作品ですが、未だ読み継がれているロングセラーのファンタジーです。 作者の向山貴彦(むこうやまたかひこ)氏は残念ながら2018年に47歳の若さで早逝されています。本当に残念。 性格最悪の少女に世界の命運が託される。妖精フィツとの冒険行を通して、ペチカは成長し、新しい価値観を見出していきます。

ぬぬに
ぬぬに

今回の選定ポイントは

・ファンタジー作品
・少女と妖精が登場

・主人公の少女の成長物語

以上、三点です。 それぞれ、作者による創意工夫が凝らされた独特のファンタジー世界が舞台となっています。 過酷な運命と試練を乗り越え、困難に打ち勝っていく主人公の姿には心を打たれるものがあります。


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