あらすじ
小人のヘム・ホー、ネズミのスニッフ・スカリーが、チーズ(=それぞれの人が人生で求めるもの)を迷路(=チーズを追い求める場所)の中で、探す物語である。
ネズミはチーズがなくなったら再び迷路に飛び出したが、 小人は頭で考えてから、と行動を起こさない。 小人はネズミは単純だからとバカにしているが、その行動したネズミはチーズを見つけることに成功する。 一方、小人はいまだにチーズを見つけられぬまま同じ場所にとどまっている。
変化を恐れず、行動することの重要性について、改めて問いかける1冊。
次に読む本
死ぬこと以外かすり傷(箕輪厚介)
マガジンハウス 幻冬舎の編集者・箕輪厚介氏。
「白紙の本でも3万部は売れる」と語る彼は、行動することへの圧倒的な熱量を持っている。 その熱量はどこから生まれているのか。
それは「スピード」である。 すなわち、即断即決で即行動することが大切である。 また、「質」と「量」はどちらが大事と気にする人は多いだろう。 答えはどちらも大事である。 「量」を圧倒的にこなすことで「質」は高まる。 ひたすら行動あるのみである。 結果を出す人間が、行動することを狂信しているのは スピードが熱を生み、量が質を生むことを知っているからである。
どちらも「外部環境は変わる。自らも変化に対応すること、行動すること」の大切さを説いている。 『チーズはどこへ消えた?』が原理であるなら、『死ぬこと以外かすり傷』は現代にそれを適応するならこんな感じ、といった指針に当たるのではないか。
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