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1月17日に読む本は「神の子どもたちはみな踊る」村上春樹

1995年1月17日に起きた大震災。震災をテーマにした短編集。

  • UFOが釧路に降りる
  • アイロンのある風景
  • 神の子どもたちはみな踊る
  • タイランド
  • かえるくん、東京を救う
  • 蜂蜜パイ
1995年1月17日は

阪神・淡路大震災の日

蜂蜜パイ」では、順平は、大学時代に、明るく行動的な高槻と親しくなる。また小夜子とも親しくなり、三人で行動することが多くなった。 順平は小夜子に思いを寄せていたが、高槻が小夜子と付き合い始め、自らは身を引く。大学卒業後、 高槻と小夜子は結婚し、娘の沙羅が生まれる。その後、高槻と小夜子は離婚する。順平は小説家になっていた。順平と小夜子の交流は続いていた。順平は沙羅に熊のまさきちとんきちの話(順平が書こうとしている小説)をする。

まさきちは蜂蜜をとる名人。とんきちは鮭を捕まえる名人だったが、川に鮭が来なくなり、生活に困ってしまう。

順平は、小夜子と沙羅と一緒に動物園に行ったとき、「とんきちは動物園にいる」というストーリーを話すが、沙羅には評判がよくない。そこで、「とんきちは蜂蜜パイを焼いて生活する」というストーリーを考える。

テーマが震災だけに、重い雰囲気の作品が多いですが、最後の「蜂蜜パイ」は希望が持てるラストになっていました。作品全体の締めとしても良いですね。

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ブックレコメンド編集部

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