医療が発達し、死ぬことがなくなった社会。しかし、人口爆発を防ぐため、一定数は死ななければならない。そのためScythe(奪命者)という制度が作られ、 Scytheがgleaning(人を殺す)を行う。AIが発達し、政治などはAIが行うが、 gleaningだけは人間(Scythe)が行う。
大鎌の意味です。死神のイラストで大鎌が描かれていることが多いですね。
シトラとローワンは、 Scythe見習いとして修業を始める。修行する中で、生と死について考える機会を得る。
修行に励む二人だが、Scytheに認定されるのはどちらか一人だけ。果たして、 Scytheに認定されるのは、シトラか、ローワンか。
シトラか、ローワンのどちらかがScytheに認定される日
シトラとローワンの成長する過程、その中で生と死について考えることができる、面白い作品です。
Scytheの中での権力争いなど、ドロドロした部分もありました。未来でも変わらない面もありますね。
続編として、Thunderhead, The Tollが刊行されています。Scythe見習いが実際にgleaningを行い、成長していく。Scytheに認定されなかった方は、Scythe Luciferとして闇の活動を行っていきます。
最終巻のThe Tollでは、Scythe Goddard(ゴダード)の暴走に対し、主人公はどう対処していくのか?というストーリーになっています。
長編ですが、引き込ませるストーリーで、読みやすい英語だったので一気に読んでしまいました。キンドル版だと、英単語の意味がすぐ調べられるのでおススメです。
日本語訳も刊行されています。2022年1月時点では最初の1冊目のみ。
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