あらすじ
この本は涙なしでは語れません。この本は話し方が9割の作者の実話です。喜ばれることをすると1個貯まるの。気づかれないようにするとボーナスで10倍貯まるのよ。徳を積む事が口癖でギフト屋を営んでおり、人を喜ばせる事が好きな母さんは突然お坊さんになると言い、抜けているところもあるが社会の真理を突くような母さんのお説法、子供は社会に返す存在など様々な子育て論を語り、多くの相談を受けていました。そんな反面作者の茂久さんと弟の幸士さんはヤンチャ坊主になっていました。
近所のたこ焼き屋に通ううちにたこ焼き屋になりたいという夢を抱く。そして大学生になり、たこ焼き屋になりたいという夢を追い続けている。心配した父は東京にすごい人がいるから夢の相談を受けなさいと面接する事になり出版社へと就職することに。そこで銀だこの佐瀬社長と出会い,最初は断るが本部所属へそして独立するも資金繰りに暗礁に乗り、父との対立との末なんとか陽なた家が完成。
オープニングレセプションであるイベントをしたところ大盛況!母さんにあれやりなさいと言われるが茂久さんはたまたまと却下。非効率の追求だからこその感動があると言われオープン以来やったところ口コミが広がり、県外からも来るなど大盛況。業績が伸び、本も売れ、全国を飛び回る生活になります。
そのころ何度も母から電話がかかっており次第に愚痴が多くなり、茂久さんも酒の勢いで本音を言ってしまい、それから電話がかからなくなる。父から母さんががんになったと告げられる。仕事をセーブしつつもどうしても外せない講演がありで出演することに母さんのがんはどうなるのか?茂久さんは果たして間に合うのか?是非読んで確かめてください。
話し方が9割のルーツはお母さんからの影響を受け、それを茂久さんの体験を基に昇華させてあの本が出来たんだという事が知れたことはもちろん。話し方は9割とは打って変わって実話に基づく小説のようで読んでて引き込まれて、ビジネス書ばかりなのであまり本を読んで泣いた事が無い自分ですらこの本はとても感動しました。
親との関係に悩んでいるかたは、この本を読んだら親に連絡したくなります。自分も親孝行できるように頑張っていきたいと思えるようなそんな作品でした。帯に釣られて俺は泣かないけどと思ってたけどすいませんでした。
次に読む本
人は話し方が9割 永松茂久
この本は話し方の本というタイトルという話し方のビジネス書ではなく、徹底して話し方はスキルではなく、メンタルである
という事です。否定しない、ポジティブなことを話すなど全肯定の環境づくりが大切です。人間の大原則を理解して
拡張話法を使い、相手の話を傾聴したり、表情や声のトーンなど人間の大原則を利用して相手にフォーカスして話す
事を心がけるなど相手に寄り添うような話し方がこの本の特徴です。
話し方の本かと思いきや話し方はマインドという事が自分にとって衝撃でした。相手にうまく伝わらないのは自分のマインドにあるのかと思い知らされました。小手先のスキルではなく、人と話すにはその人を尊重して話す。わかってはいるけどなかなか難しいですよね。コロナ禍で人気が出たのもビジネス書1位になったのも分かる気がします。私は話すことが苦手なので参考にしたいと思いました。
この2冊の選定理由は2つあります。
1つは喜ばれる人になりなさいと言われて育ち、たこ焼き屋での話し方から話し方のコツを知り、それが話し方が9割のルーツになっていることです。相手に喜ばれる事=相手にフォーカスした話し方であると思ったことと2つ目は単純に同じ作者であり、喜ばれる人になりなさいでさらに作者のバックボーンが知ることが出来たのでこの2冊に選定しました。
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