あらすじ
この本は作者視点から見た、日本文の成り立ち、そして文章の正しい書き方を書き記したものだ。ただの文章入門書というわけではなく、作者自身の美的感覚に基づいた経験談も載っており、成り立ちの良い文章の作り方について立ち位置が窺える。素人だけではなく、玄人も読んで欲しい1冊。

現代にもレポートや論文、小説の書き方を載せている本はある。それこそ手法は書くものにより様々である。この本には明確にこうしたほうが良いと、一つの手法にはこだわってはいない。あくまで、こうした方が上手い文章を書けると言っている。それをわかりやすい用語の選び方、文章の調子、文末の体裁と順を追って説明をしている。経験に基づく文章上達法も載っているので、参考になる1冊だと思う。
次に読む本
悪文 岩淵悦太郎
あらゆる悪文の添削本といっても良いと思う。様々な雑誌、広告文、ニュースの一文そして判決文まで、どこが悪文なのか徹底解剖している。なんの要素が悪文にしてしまうのか。撃退法を明確に述べているロングセラー本。

各著者がわかりにくい文章を挙げ、その改善法が淡々と書かれている。中には小学生が書いた作文にまでダメ出しをしている。まるで、先生に赤ペンで手直しされている感覚になる。
読み進めていくうちに、自分も「こういう文章書いてしまったな」という部分が多々ある。また、この本に載っている悪文を、どう直せば良いかわからないという自分もいた。悪文を書かないためにも、この本をすすめたい。
おススメポイント

最強の2冊だと思う。
「文章読本」は文章のおおまかな外装の整え方を。「悪文」は内装の整え方を説明している。つまり、私が思う中でこの二冊のが、正しい文章を書ける可能性があると判断したからである。
読んでいくと、自分の書いてきた文章がはたして正しかったのかと思う所もある。なら、1冊は文豪の書いた本、もう片方は60年以上のロングセラー本。これを読み、今からでも手癖を直すのは遅くはない。
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