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警視庁公安部喫茶課(日向悠里)の次に読む本は

あらすじ

元公安の著者によるリアリティのある心理戦、情報戦を描いた小説。
スパイ稲見は、喫茶「ハム屋」の店主である。
実は稲見には警視庁の公安部に勤めて情報活動をしていたという過去がある。警視庁公安部とは、テロやスパイ活動、過激派、サイバー攻撃などの脅威を未然に防ぐ捜査・情報収集を行う部署。
情報活動を通して数々の心理戦を行ってきた彼はコミュニケーション術に長けている。その能力を頼りにするご近所さんからの様々な人間関係のトラブル相談が舞い込んでくる。
挨拶しても無視される同じマンションの住民、ママ友LINEグループでのいやがらせ、女子高生同士のいじめなど、様々な問題を元公安の技術を使って解決していく。

スパイの会話テクニックを日常の人間関係に応用する発想、スパイならではの“人を見る目”の描き方がで面白い!
また所々でストーリー中にでてくる心理効果や会話の駆け引きが丁寧に解説されているのも物語にのめりこめるポイント。以前の公安という経歴を持つ著者だからこそのリアリティがあり、フィクションなのに説得力があり読みやすい小説です。

次に読む本

ナミヤ雑貨店の奇蹟(東野圭吾)

強盗をし逃亡中の少年3人は廃屋に逃げ込む。そこはかつて、悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。
廃業しているはずの店に突然、シャッターの郵便口から一通の相談の手紙が落ちてきます。
それは、過去から届いた手紙でした。手紙には人生の最大の岐路に立つ人たちからの相談が書かれていた。
戸惑いながらも、彼らはかつての店主代わりに返事を書き始める。

「結局、人生の答えを決めるのは本人しかできない」という言葉が何度か登場します。
確かに、どんなに良い解決策を提案されても、自分の意思がなければそれは実行されません。
例えば、進路について「この道なら、将来安定しているよ」などといわれても、自分がやりたくなければその道には進まないでしょう。それが自分にとって、一番良い選択だと分かっていても。でも、人は他人に相談します。それは多くの場合、自分の選択を肯定してほしい、自信が欲しいときでしょう。確かに自分が相談するときも、答えをもとめてるというか、聞いてほしい、肯定してほしいという感情が強いのだな、と改めて考えさせられました。相談の結果、自分の考えを深め前向きに進んでいく姿が、なんとも感動的です。

おススメポイント

この二つは日常的なトラブルに関する悩みと人生の選択の悩みという違いはあるものの、この全く違う二つの物語は相談という点で一致しています。
もっと本質的な違いは、どうすればいいか分からなくて本当に解決策を求めている相談と、本当はどうすればいいか分かっていて背中を押してほしいという相談です。
そんな二つの相談にまつわる小説を読むと、誰かの悩みに向き合うときに少しだけ言葉を大切にしたいと思うようになります。本当に解決策を示すべきなのか、肯定してあげるべきなのか、はたまた否定すべきなのか。




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