罪と罰(ドストエフスキー)の次に読む本は

あらすじ

金に困っていた主人公のラスコーリニコフは、金貸しの老婆を殺し、お金を奪う。しかし、犯行現場を老婆の妹のリザヴェータに目撃されたため、妹も殺してしまう。

犯行現場からは辛くも逃走できたラスコーリニコフだが、逮捕されるのではないか、という恐怖におびえる。老婆が殺された事件について刑事たちが話題にしているのを耳にして、倒れこんでしまうほどだった。

警察組織はラスコーリニコフを犯人だとは考えていなかったが、ポルフィーリー判事はラスコーリニコフが犯人ではないかと疑い、心理的にラスコーリニコフを追い詰めていく。ポルフィーリーはラスコーリニコフに自首を勧める。

ポルフィーリーの前では雄弁で、犯行を否定していたラスコーリニコフ。しかし、娼婦のソーニャに自分の罪を告白する。ソーニャは貧しい家族を養うため、娼婦をしていたのだった。ソーニャに促され、ラスコーリニコフは自首する。

mizuno

『罪と罰』は何度も読み返すくらい、お気に入りの作品です。

ラスコーリニコフが、罪の意識・呵責にさいなまれる一方で、自己正当化しようと思い悩むなど、心の揺れ動く描写の見事さに唸らされます。

ラスコーリニコフは自首を決意します。しかし、いったん警察署に入るもすぐには自首できずに警察署を出ます。しかし警察署を出てソーニャに出くわし、思い直して再度警察署に入り、罪を自白します。過ちを認めることの重大さ・困難さを感じさせるシーンで、強く印象に残っています。

次に読む本

「罪と罰」を読まない(岸本 佐知子 , 三浦 しをん, 吉田 篤弘, 吉田 浩美)

「罪と罰」を読んだことのない四人の作家が、物語の一部だけを読み、どのようなストーリーが展開するのかを予想していく、という座談会形式の本。

後半には、実際に「罪と罰」を読んでからの答え合わせ的な座談会も収録されています。

mizuno

ドストエフスキーの『罪と罰』とはだいぶ異なる展開を想像(創造)していて、驚きと笑いが止まらない本でした。

mizuno

作家さんが物語を作る時に、どんなことを考えてストーリー展開していくのか?を垣間見ることができて面白かったです。

この長さだったら殺しの場面がどの辺にくるのか、とか、主要人物っぽいのにここでようやく登場?、みたいなお話もありました。
作家になりたいと思っている人にもお勧めです。

おススメポイント

mizuno

『罪と罰』は、エンタメ小説としても、倒叙ミステリーとしても面白い作品です。しかし、読書が好きな方でも、読んでいる人はそれほど多くないようで、『罪と罰』について語り合う機会はあまりありませんでした。

そんなときに出会ったのが、『「罪と罰」を読まない』です。紙上ではありますが、『罪と罰』について語り合う体験が素晴らしいので、おススメしたい一冊です。
ラズミーヒンに注目して、『罪と罰』を読み直してみたくなりました。




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