「がんになってわかった お金と人生の本質」(山崎元)の次に読む本は

あらすじ

著者は経済評論家の山崎元氏。2022年にステージ3の食道がんが発覚し、残念ながら2024年に逝去した。
 自身の死に向き合い、限られた時間をどう生きるかを考え、命が尽きるまでお金や幸せな人生について書かれたのがこの本である。

 命の瀬戸際に立たされてまず思うことは「このまま何にもできないまま死ぬのかな」だと、私は思う。実際に命の瀬戸際に立たされたことがないため、本当にそう思うはわからない。しかし、先ほどのように思うということは私にはまだまだこの世に未練があり、やりたいことがたくさんあるということだ。まだ「幸せにたどり着けていない」ということだ。
 著者がいうには「最期の1秒まで幸福を追求できる」というのだ。そのためにどうすればいいのかがこの本にはあった。
 結論から言うと、「若い時から自分に人的投資をして、人に好かれる努力をして、正しく怒れるようにすること」である。
 どうして若いときから投資をするのか。
 私が思うに、お金を増やすには「頭」つまり「マネーリテラシー」が大事になってくるからだ。例えば、国も推進している投資について何にも理解がないままだと、悪い大人がもっともらしいことを言ってだましてくるからだ。そして、正しい知識がないために騙されてしまう。そうならないために若いうちから知識を身に着けるための自己投資が必要なのだ。また、年を取っていくうちに若いころに勉強したことが将来の年収を増やすからである。また、人間関係に投資して好かれる人になることで直接でもお金を通じてでも幸せな未来を歩むためである。
 私は最期まで幸せを追求するには「教育・経験・人間関係」に投資していくことが今できることであると思った。また、人に好かれる努力をする。そして一日でも早く自由と人気を手に入れることが大切だと思う。
 また、人間生きていれば損得勘定がついて回る。幸せを犠牲にして得しようとする場合もある。そんな時にその考えをリセットしてくれるのが「怒り」である。と、著者は話す。「怒り」によって損得の考えをリセットできるのだ。そして、その「怒り」を「信用・共感・プライド」に変換させる。我慢は美徳ではないのだ。
 私は現在25歳。この本を通じて、自分は今、学習や経験や人間関係に投資しなくてはいけないと感じた。また、自分にはのんびりしている暇がない。もし、明日、「死」を迎えるとして、まだ迎えられない。良い死に方ができない。そう思った。自分の死から逆算して自己投資が必要と感じた。

次に読む本

「人生は20代で決まる」

著者はアメリカの心理学者でカウンセラーのメグ・ジェイ氏である。
この本は「20代は人生を謳歌する時間」と勘違いしている若者に警鐘を鳴らしている本である。20代のうちにキャリアやパーソナリティは決まってしまうとうのだ。つまり、20代のうちにやっておかなきゃいけないことがたくさんあると伝えている本だ。

 「20代は人生を謳歌する」数日前まで、私はそう思っていた。しかし、この本を読んで「自分には時間がない」と悟り、「時間の使い方を考えないといけない」と感じた。正直に話すと、私は現在25歳。今から5年前の20歳は大学生だった。遊んでいた。友人と講義終わりにショッピングに行ったり、ディズニーランドに行ったり。とにかく娯楽に時間を使っていた。しかし、彼らとの時間は私にとってはかけがえのない宝物である。無駄に過ごしたとは一ミリも思っていない。しかし、今後収入を増やしたり、知識を増やしたりすることに時間を使ったのかと聞かれればそれは「NO」である。試験なら試験、就活なら就活、といつも目の前のことに追われていた。「今」にばかり目を向けていた。この本を読んでそんな自分を反省し、人生を見直すきっかけになった。
 20代のうちに何をすべきだろう。
 結論を出せば「ハッピーエンドから逆算して人生をきめること。」「なりたい自分になるために自己成長すること。」この2点である。
 なぜそこまで20代が大事なのか。
 それは脳の最後の成長期だからだ。30代になにかになりたいと感じたらもう20代なんてあっという間なのだ。20代になにもしておらず、30代を迎えたとき、それはもう手遅れでなにもしていなかったつけが回るのだ。例えば、大げさな話になるが、30代で弁護士になりたいとする。しかし、20代で何もしていなかった。そうするとその職種に就職できるだろうか。難しい話だと想像がつくかと思う。私は現在25歳。もし、今から30代のうちに弁護士を志してもあと5年しかない。脳の成長期の最後だとしたら5年しか知識を蓄えられない。そう考えたら、時間がないのだ。
 自分にとってのハッピーエンドを考えてみた。私はお金の勉強をしている。その知識で人の役に立つこと、それが私の目標だ。私はお金が原因で会いたい人に二度と会えなくなり、悲しい思いをした。お金と時間があれば解決できたのに。私は自分自身がもうこんな思いをしたくないと思ったのもそうだが、ほかの人にもそんな思いをしてもらいたくないと考えている。もし、お金で解決できるなら、会いたい人に会ってもらいたい。そうすることで、らむーるさんのアドバイスのおかげで会えたし、幸せだった。そう言ってもらえる人になることが目標だ。そして、マネーリテラシーはらむーるさんに聞けばいいと言ってもらうことだ。
 そのために20代のうちに自己投資が欠かせない。もう5年しか時間は残されていないことを感じ、自己学習に時間を当てたいと考えるようになった。そしてなにより、60,50,40,30代はどんな人になりたいかを決める必要がある。まず、自己投資しながら、私はどんな大人になりたいか決める。それが課題だと感じた。
 人間は思ったより時間が足りないのだ。そのことを意識して今後生きていく必要がある。

おススメポイント

 この二冊の本は共通して「人間が思っているほど、時間はない」ということである。だから早く行動するよう警鐘を鳴らしている。
 私は今20代。人生を謳歌しようと思ったことがないとは言えない。しかし、それにばかり時間を使っている暇はないのだ。自己学習は欠かせない。
 また、なりたい方向性を決めて逆算して物事を考える必要がある。今の自分の課題は自己投資を続けながら、自分が60,50,40,30代でどうなりたいか決めて逆算で成功に導かないといけないと感じた。
 幸せな人生を歩むのにこの2冊はおすすめである。




この記事を応援する


Stripeで決済します。カード番号を入力してください。


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


「自動計算」へのリンク