あらすじ
2023年になくなった坂本龍一さん著書の本です。
・幼少期から学生時代
・YMO活動期
・ソロ活動を開始してから
がくわしく書かれています。
幼少期から音楽に触れる機会が多かったり、本が自宅にたくさんあったこと、学生運動に参加したことなどが書かれています。どれも彼の人生に強く影響していたことが、理解できました。
「戦場のメリークリスマス」への出演・音楽に関わった後に、「ラストエンペラー」への出演・音楽で、たくさんの賞を受賞するまでのことが、特にくわしく書かれています。「戦場のメリークリスマス」での、大島渚監督との出会いが、「ラストエンペラー」に大きく関係していたことがわかりました。世界的なミュージシャンになるまでの、いきさつが理解できます。
次に読む本
「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」(坂本龍一)
同じく坂本龍一さん著書の本です。「音楽は自由にする」の後の出来事が書かれた記録本であり、最後の著書となります。
・ガンが寛解してから、再発した頃のこと
・入院・手術・療養をしながら音楽活動を続けたこと
・社会活動のこと
が書かれています。
病に倒れてからでも、音楽活動をやめることなく続けています。世界中を飛び回り、お仕事をされていました。ものすごい情熱です。私は、ここまでの情熱を持って、仕事をしていません・・・。
音楽だけでなく、東日本大震災のチャリティオーケストラや沖縄の辺野古基地移転の反対運動、ウクライナのヴァイオリニストとの楽曲発表などの活動もされています。「人間と自然との共存共栄」と「世界平和」を願っていらっしゃったのでしょうか。一人でできることは、たかが知れています。でも、心に止めておくだけでも、何かが変わってくるのかもしれません。
おススメポイント
この2冊は、坂本龍一著書の本です。時系列で読むことをおすすめします。
①「音楽は自由にする」
②「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」
が時系列です。
どちらも、かなりのボリュームです。ミュージシャンのエッセイというよりも、本人の伝記みたいな本です。
坂本龍一に興味がある方に、この2冊はとってもおすすめできます。
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