ジェイソン流お金の稼ぎ方(厚切りジェイソン)の次に読む本は

あらすじ

お金や投資資金がない人へ。それならまずは「稼ぐ力」を身につけよう!環境や状況に振り回されず、またどのような思考と行動を持てば収入増を可能にする働き方ができるのだろう?ジェイソン氏自身の働き方、生き方からしっかりと学んでみたい。

美猫ロックスター

日本人で努力していない人は、まあ、あまりいないんじゃないかと思う。その割に幸せの実感がない人もなかなか多い悲しい社会。そんな事態になっているのもひどくシンプルなことが原因なのかとジェイソン氏目線で著書を読み解くと大いに理解できる。
頑張っているけどお金がない。←今ここ、の人達。なにか無駄なことをしてしまっているのかもしれないので、ぜひ本書を読みつつ自身の在り方を検証してみてほしい。

『できること』『世の中で必要とされていること』『好きなこと』

どれも必要で、どれかだけではダメ。バランスよく満たされていないとよりよく稼ぐことができない、もしくは稼げてはいるのに幸せだと思えない、という事態になる。これを自分事として何が過剰で何が足りない?と思考し行動し続けることはなかなか大変なことだ。しかし無駄な努力で苦しむことを回避できるのなら、結局は稼げて幸せになる方向への近道となるのだ。       

また、ジェイソン氏は幼少のころから効率的かつ論理思考を以って動くことを実践してきた猛者である。自身の状況や得意なこと、好きなことも常に把握しスキルが足りなければ身につくまで勉強しまくる。また、そのことを的確に(時に少し大きめに)アピールし続けてきたからステップアップができる。自分の価値を売り込む交渉もしっかりやるから搾取されるなんてありえない!なるほどー、実にシンプル!無駄な道に逸れる暇がない。

ジェイソン氏も決して突飛なことはしていない。むしろ地道な歩みをひたすら続けていることが本書から伺える。日本人の大好きな地道ですぞ!今、努力が実を結んでいないとしたら方向性を危ぶんでみたほうがいい。自分の立ち位置を知り、進む道を改めて定め直す。まずはそこからすべてが始まる。

次に読む本

世界一やさしい「才能」の見つけ方(八木仁平)

ここで言う才能とは、×人よりうまくできること 〇つい、やってしまうこと
このことを理解したうえで才能を駆使して生きてゆければ、なかなか最強な人生を歩めることになるかもしれない。『やりたいこと』はすでに見つけていても強みとしてどう活かせばいいのか迷っている人にもおすすめの一冊。

美猫ロックスター

『つい、やってしまうこと』を実際に書き出してみたら「なんだか地味だなぁ。」と思うかもしれない。自分にとっては当たり前にできることは地味に感じるし、他の人だって誰でもできると思い込んでいる。ここでやはり思ってしまう。「やっぱり、私に才能なんて」いや、そうじゃない。自分が当たり前にできることを他人が当たり前にできるとは限らない。それどころか人によっては苦痛なことだったりもするので、やってあげたらすごく感謝されてしまったなんてことも。あなたも思い当たる節はないだろうか?

『つい、やってしまうこと』に着目するのは、自分を知ることに繋がる。どういう性質の人間か、どういう環境だと辛いとか心地よいとか感じるのか、など様々な気づきが発生する。自分の『つい、やってしまうこと』が役に立つ場所と全く必要とされない場所があるという点にもやがて行きつく。当然、合わない場所で仕事をしたり生活するのはただただ辛い。合わない場所では能力が発揮できないから環境を変えることになる。これは幸せの第一歩。

ただ気を付けなくてはいけないのが、自分がやりたくないことでも『つい、やってしまうこと』が役に立つ場所や環境も存在するということ。そうなると稼げても感謝されても嬉しくない、という状況に陥る。だからこそ必要なのが『やりたいこと』『好きなこと』の明確化。それは言わずもがな自分にとって楽しいこと。楽しいことを続けるために自分だけの才能をフル発揮したならば、居心地の良い環境を見つけることができる。できない場合は作り出す。事はシンプルである。パワーはいるけれども。

『才能』も『やりたいこと』も見つけるとなれば目茶目茶自分を掘り下げなくてはいけないから、なかなか大変なことではある。しかし、そろそろ周りの基準ではなく、自分の基準で自分の価値をより良い形で世の中に提供したいのではないだろうか。他人から与えられたものではもう、誰一人満足できない事態になってきているように思う。自分の基準で価値を計って自力で生きていくしか、幸せを実感する道はないのだろうと感じる。

おススメポイント

美猫ロックスター

どちらも自分と向き合う本。そして稼ぐにしても才能を駆使するにしても幸せを実感し続けなければ意味がないということを教えてくれる。自分自身を掘り下げるのは骨が折れる作業だが、根を詰めずに楽しみながら、両著書のメソッドを実践してゆければと思う。




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