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「東京貧困女子。―彼女たちはなぜ躓いたのか」(中村淳彦)の次に読む本は

あらすじ

「東洋経済オンライン」で連載されていた「東京貧困女子。」の記事をまとめた本です。1人の女性に取材をして、彼女の実体験を記事にしています。たくさんの記事を1冊にまとめた本で、様々な女性が登場します。女性の貧困問題は、しばしば社会問題として取り上げられますが、統計結果を元にしていることが多く、わかりにくいです。その本は、実在の女性を取り上げているので、理解しやすい内容となっています。

あきぶどう

理解しやすい反面、つらい状況がイメージしやすい本でもあります。「もしかしたら、私の身近にいる誰かの話かもしれない」くらいの距離感で読むことをおすすめします。
タイトルが衝撃的です。しかし、興味本位でも、まず読んで見てほしい1冊です。同じような状況の方も、そうでない人も、とにかく事実を知ることが大切。事実を知ることで、解決策が見つかるかもしれません。
貧困問題は、もはや老若男女は関係ない社会問題です。どんな状況の人でも、生きやすい社会になってくれることを望みます。

次に読む本

「死にそうだけど生きてます」(ヒオカ)

地方の(世間で言う)貧困家庭で育った著者であるヒオカさんの、これまでを記録した本です。とても苦労されていますが、勉強が得意で、頭のよい方だったようです。最後には、少しずつではありますが、貧困状態から脱出していきます。貧困状態から脱出していく様子は、希望が持てます。

あきぶどう

子供の頃から、とても苦労されていたヒオカさん。私の子供の頃とは、明らかに違います。進学校→大学という優等生コースを通っていけたからこその、貧困脱出だったように思います。
頭がよいということは、貧困状態であっても、脱出できる引き出しをたくさん持っているのかもしれません。勉強不得意だった私が、このような環境であったなら、きっと、こうはならなかったなあと思いました。最後には、貧困状態から(たぶん)脱出できたヒオカさん。よかったのですが、ここまでの思いや努力をしないと脱出できないことに、社会の不条理を感じます。

おススメポイント

あきぶどう

この2冊は同じような特徴があります。
・貧困問題を取り上げている
・取材レポート本と実体験本であり、全てが事実である
貧困問題は、同じような状況でない人には、想像しにくい問題でもあります。事実を書かれた本を読んで、現実を知っていくことが問題解決の第一歩ではないでしょうか。

この記事を書いた人

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あきぶどう

小学生時代から、「本を読みなさい。」と母によく言われていました。読書には慣れ親しんでいる、と自負しております。
ジャンルは特に決めずに、自分の読みたい本を読んでいます。難しい本は(たぶん)あまり読みません。マンガも読みます。雑誌も読みます。無理をせずに、自分の頭にちょうどよい本をたくさん読んでいきたいです。ほそぼそと読書ブログを続けており、ブックレコメンドと併用していく予定です。ブログもぜひご覧ください。

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