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「思いを伝えるということ」著:大宮エリーの次に読む本は

あらすじ

ことばに宿るパワー。
それは時に、一人の人生を360度変えてしまう、”ロマンチックな瞬間を与えてくれるもの”

伝える怖さ、伝わる喜び、感じるときめき、放たれた満足。

ことばを誰かに伝えることの本質について、柔らかく、繊細な表現でさらっと読める短編詩集となっています。

どんなひとにも、どこかであらゆる記憶が蘇り、そっとメモしたくなる美しいことばとメッセージが詰まっています!
個人的なイチオシポイントは、装丁のデザインに一目惚れしたことです。とにかくカバーするのがもったいないくらい美しいイラストの表紙です。

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わたしとこの詩集の出逢いは、窓から桜並木が見えるとある小さな古書店でした。ふらっと立ち寄り眺めた本棚でふいに、目が合い、吸い込まれるように出逢えた春の日の午後のことでした。
これが、恋愛だったとしたら、恋に落ちる瞬間だったと例えるのが正しいでしょうか。

そんな一冊との出逢い方は、電子書籍やネット通販の代頭で、めっきり少なくなってきてしまいましたが、この記事を読みに訪れてくださった皆さんが、紹介本と目が合い読みたくなる衝動に駆られる素敵なきっかけになれたら、このレビューも意味を持てたと喜べることでしょう。

ことばで思いを伝えること。
ただ、伝えることは容易いけれど、相手の気持ちを想像して心に届ける=伝わることは歳を重ねてもずっと難しい…
でも難しい、からこそ、不器用だからこそ、一生懸命心を相手に傾けるなかでふとその表情や仕草、行動から言葉にできない気持ちがキューっと感じられる瞬間があるから不思議です。

きっとそれが自分の期待に反する反応だったとしても、伝わった!伝えて良かった!
届けたい想いを放った事実が、のちの困難で確かな支えになったことがたくさんあったことを思い出させてもらいました。その逆で、淡い後悔も数多にありましたが、、、

測らずとも、本屋でふと出逢い涙が溢れてしまいました。

とても繊細で、心の奥の感受性をキューッと刺激されるような、記憶の断片が要所に掘り起こされる身近な短編集と優しい言葉がとにかく温かい。

想いをちゃんと伝えよう。
後悔しないように。
そして、自分を抱きしめて愛してみよう。
そんな静かな意欲を貰えました。

体験に基づいてるからこそ!
スッと心に響く言葉の底力を改めて。

こんな詩が描けるようになれたらなぁ。
個人的に
アテンションプリーズ
の詩と
最後の焚き火の詩が大好きです。

出逢いに感謝。
恋愛や愛に苦しむすべての人へ届いて欲しい珠玉の一冊だと思いました。

きっと、
人知れず、満たされない”愛”に悲しみを抱えているひと
失った最愛のひとを忘れられないひと
大好きなひとに想いを告げる勇気が欲しいひと
にそっと寄り添い静かに背中を押してくれる一冊となることでしょう。

なんとなく読んでいたら、ドラマ「ガリレオ」の主題歌だった曲『最愛』が頭に流れました。

皆さんのBGMはどんな曲でしょうか。

こころときめくラブソングと共に詩に浸る休日も、寒い冬の贅沢ですね。

次に読む本

「月こよみ2024:366日の月の満ち欠けがわかる」監修:相馬 充

女性は月で、男性は太陽である。
人間の生命の源に、月の満ち欠けは存在している。

月のサイクルで太陽が昇るリズムに合わせて、生活を調律させていく・・・
そんなライフスタイルに変えたいと思うすべての女性の味方になってくれる夜空の下で眺めたいガイドブックです。
星が綺麗に見える冬の夜空を星座早見表も片手に、大切なひととただ、月を見上げる夜の晩酌にぴったりの一冊。
なんだか、プラネタリウムに行きたくなってきました・・・

最後に行ったのは何年前でしょうか。

あ!プラネタリウムのお供にも良さそう…!
連想ゲームは尽きないので、この辺で感想に移ります。

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何かの本で、趣味の東洋医学について学んでいた時、陰陽理論との共通する部分に深く感動したのを思い出しました。

星座の小噺が添えられたコラムやスーパームーンにまつわる旧暦の話など、読み物も挟んだ本のような手触り。
ベッド脇の本棚にそっと立てかけておきたいちょっぴり特別感のある装丁に、持ち歩くのが楽しみになりそうです。

高級感のある手触りの和紙で作られた表紙なので、新年新しい生活をスタートする友人にプチギフトにも喜ばれる一冊かもしれません。

おススメポイント

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11月22日は「いい夫婦の日」でしたね。
皆さんは、どんな1日を過ごされたでしょうか。
クリスマスを前に、街中も少しずつイルミネーションや赤と緑の装飾が煌めいてきて、どことなく今こそ、告白しよう!クリスマスまでに筋トレ頑張ろうなどとランニングに勤しむ人たちで賑わい、浮き足立つ季節が今年もやって来たなあと、ほっこりしてしまう近頃。

そんな季節に、告白と新たな年の願いごとをテーマに、
月を味方につけて、伝えたい想いが届いて願いが叶えられるひとが1人でも多く増えますように・・・とささやかな祈りを込めて2冊を選びました。

わたしも、2023年に叶えたことを振り返りつつ、新しく始まる新年をこの一冊と迎えたいと思います。

この記事を書いた人

honno-akari

honno-akari

数年前ライターになり、一年ほどチームで執筆行う。
読書とブックカフェ巡り、古書店をこよなく愛する。
季節を感じながら走ることも好きです。

30代
海辺でのんびりおうちリノベ暮らしが夢。
読書の魅力に目覚めて、少しでも作家さんの著書と待っている読者のニーズのマッチングに貢献できれば本望です。

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