「口ベタ」でもなぜか伝わる 東大の話し方(高橋 浩一)の次に読む本は、100万人の心を揺さぶる感動のつくり方(平野 秀典)

あらすじ

著者の体験から「口ベタ」な人でも『話し方の仕組み』を理解すれば、相手を動かすような話し方をすることができる。
『話し方の仕組み』とは、3つのステップによって構成されている。
①相手を3つのタイプに分類する
②6つのツボを抑える
③4つの枕詞を使って伝える
この3つを抑えることによって、目の前の相手にどのように話せば伝わり、動いてもらえるのかが理解できる。また、著者はもともと話すことに悩み、劣等感を感じていたが、話し方を理解することで人生そのものを変えることが出来た。「東大を通して得られた一番の財産は話し方」という著者から話し方の仕組みが学べる。

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著者と同じように『話すこと』にコンプレックスを感じている人は多い。本書で紹介されている「人を動かす話し方」を習得することで、職場で部下や上司に仕事をお願いをする、顧客にお願いする、または家庭で子供を諭す、パートナーにお願いする、このような様々なシーンですぐに役立つポイントが解りやすく紹介をされています。

本書は、タイプに分類することで「相手を見る力」、6つのツボを使って話すことで「分析する力」、4つの枕詞を使って伝えることで「判断する力」がつきます。まずは相手を論理タイプ、感情タイプ、政治タイプどのタイプに当てはまるかを周りの実際の人物像を想像しながら考えて読むことがおすすめです。

私は著者と同じように話し方に劣等感を感じていたところがありました。実際に本書を読んでから、職場の同僚や上司をこのタイプに当てはめると、次に職場での会話をすることが楽しくなりました。

なぜ会話を楽しめたかというと相手を理解することが大事だということが理解できたからです。「話し方の仕組み」を理解することはお互いの人間関係を円滑にします。

本書はこんな方にオススメ
・人付き合いが苦手
・苦手な人がいる
・営業をしている
・部下や上司に伝える話し方を学びたい
・話し方で自身を持ちたい

本書は、「話し方」について学べる本になっていますが、他の本と比べても読みやすい構成で作られています。

それは、「話し方が上手=伝え方が上手」という伝え方の仕組みを理解している著者ならではの構成でできているからです。

次に読む本

100万人の心を揺さぶる感動のつくり方(平野 秀典)

感動を生み出す「感動力」はテクニックやスキルのように身につけるものではない。すでに自分の中にあるもの。
本書ではこのもともと持っている『感動力』を磨くための本となっている。
人は説得されたいのではなく、納得したり、共感して感動をして動き出す。感動力を磨くことによって下記のようなことが出来るようになる。
・ 事業のファンを作ることが出来る
・ヒット商品を生み出すことが出来る
・リピートや紹介が増やすことが出来る
人間には必ず標準装備されている「感動力」を磨いて人の感情を動かす、そんな一冊です。

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感動力を磨いて、自分を受け入れられる姿勢を持ってもらえたなら、さらに自分に自信を持つことが出来るようになります。室町時代の世阿弥が能の舞台で取り入れていたと言われている『離見の見』という言葉が紹介されていました。これは離れたところから冷静に自分を見る必要があり、冷静に全体を一望する視点をもつことが必要と言われています。

感動力を磨くことは、自分の姿勢を見直すことから始まります。

また、感動は期待を超える101%のことを継続することが大事ともいわれています。イチロー選手の言葉にも「とんでもないところに行くただ一つの道は小さなことを積み重ねるだけ」と言われています。

本書では、感動を与えるには、「自分の姿勢を見直すこと」、「101%の小さな期待を超える継続」が大事だと教えてくれます。

これは、難しいことではなくすぐにでも始められるようなことがいくつもあります。

本書を読めば、きっと姿勢を見直す切っ掛けになります。

おススメポイント

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なぜ本書を次に読む本として選んだかというと、東大の話し方で学んだ事が話す仕組みなら、感動を磨くことは話す姿勢に繋がりさらに活かすことが出来る。話し方や話す姿勢を磨くことによって、納得と共感を与えて、初めて人を『感』じて『動』かすことが出来るようになる。どちらの書籍にも共通して言えるのは、自分磨きにオススメの一冊です。

ぜひご一読ください。




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