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名もなき子(水野 梓)の次に読む本は、跡を消す 特集清掃専門会社 デットモーニング(前川 ほまれ)

あらすじ

ドキュメンタリー番組の制作を手掛ける美貴は、相次ぐ高齢者施設での不審死に疑問を抱く。「何も生み出さない高齢者は社会悪だ」との犯行声明も届き、美貴は取材を進める。そんな時、駅でうずくまり頑なに病院を拒否する悟と出会う。悟の話を聞き、何とかしようと動き出した美貴だったが…。

エンデ
エンデ

現代社会の様々な問題を浮き彫りにした、心に刺さる作品。人が人として生きることの難しさ。今を生きる全ての人に、素直に苦しいと言えて、思い切り泣ける場所がある事を願わずにはいられない。最後に悟が語る仲間との夢に涙。

次に読む本

跡を消す 特集清掃専門会社 デットモーニング(前川 ほまれ)

誰かと深い関わりを持つことを避け、クラゲの様に生きてきた浅井は、飲み屋で知り合った笹川の会社で働く事になる。訳ありの死に方をした人達の部屋を片付ける特殊清掃専門会社で、浅井は失敗しながらも、少しづつ人として成長していく。

エンデ
エンデ

「誰かが大切にしているものを、自分も同じように大切に扱う」笹川の言葉が胸に残る。まさに今の世の中に一番必要なものではないか。私たちの生活は同じものは1つとしてない。だからこそ、優しさと言う名の想像力を胸に持つことが必要になるのであろう。この本は、今そしてこれからを生きる者への大切なメッセージだ。

おススメポイント

エンデ
エンデ

今目の前にいる誰かに、優しさと思いやりという名の想像力を持つ事が出来れば、その誰かにもう一度立ち上がる力を与えられるのではないか。「名もなき子」のスキバアが言う「素直に苦しいと言えて、思いきり泣ける場所」は何も特別な場所ではなく、私たち一人一人の心の持ち様ではないかという事を「跡を消す」が教えてくれた。2冊を続けて読んで、沢山の人に生きていく上で大切な何かを感じて欲しい。

この記事を書いた人

エンデ

エンデ

本と温泉と猫が好きな主婦です。
よろしくお願いします。

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