あらすじ
近頃、ご意見番としてメディアで話題になっている、アメリカ・イェール大学助教授の成田悠輔による著作です。
劣化しつつある民主主義にどうテコ入れをすれば、世界や政治が変わっていくのかを、データを用いつつ思考実験していきます。
・政治家側をいじった場合
・メディアをいじった場合
・選挙システムをいじった場合 など
藤 侑
民主主義の劣化要因を、数式を因数分解するかのように分析し、データを用いながら考察していく姿勢、さすが成田先生です。時々ほろっとこぼれる、成田先生の本音にもクスッとさせられます。
次に読む本
FACTFULNESS(ファクトフルネス)/ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング
データや事実に基づいて世界を見ることをテーマにした本です。
人間は思っている以上に、先入観や思い込みで判断をしています。その道の専門家も例外ではありません。
本書では、データを用いて教育、貧困、環境、人口問題等について、正しい世界の見方を紹介していきます。世界は我々が思っているよりも明るいかもしれないーー。
藤 侑
所々にクイズや写真、図が挟まれており、非常に読みやすい本です。私自身、世の中のニュースを見ていると、悲観的になることが多かったのですが、この本を通じて、この世界は確実に良くなっていると、未来に希望をもつことができました。
おススメポイント
藤 侑
この2冊の共通点は、データや事実に基づいて世界を分析している点です。
『22世紀の民主主義』はタイトルの通り、政治システムに特化した内容ですが、『FACTFULNESS』では教育や貧困問題など広いテーマを扱っており、さらに知見を広げることができます。
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