防災アプリ 特務機関NERV(川口 穣)の次に読む本は多動力(堀江貴文)

あらすじ

防災の超有名twitterアカウントであり、スマートフォン用アプリもリリースしている「特務機関NERV」。
開始当初は、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のパロディとして個人運用されていた趣味のアカウントでした。
その「特務機関NERV」が、公式からその存在を認められ、国内随一の防災アカウント&アプリとして発展を遂げていくルポルタージュです。

里沙ぞなもし

「緊急地震速報は、『特務機関NERV』アプリが一番早い」という話を聞いたことがないでしょうか?
かくいう私もこのアプリを使用しており、その緊急地震速報の正確さ・情報伝達の速さに驚かされています。

創設者は、東日本大震災当時に筑波大学の学生だった一人の青年・石森大貴さん。
小学生の頃からプログラミングに熱中し、当時最先端の技術を自宅で実践していたという、天才肌のプログラマーです。

そんな彼は、岩手県石巻市出身。東日本大震災で故郷が被災し、親戚を亡くされています。
このことが原動力となり、「特務機関NERV」のtwitterアカウントと後にリリースされるスマートフォン用アプリが、恐るべきスピードで開発されていくのですが……

人物のストーリーとして読んでも、もちろん面白いです。
さらに日本の防災の仕組みがわかりやすく解説されているところが、実に興味深いです。
地震に限らず、台風、洪水、電力供給、等々、「こんな風に情報が出ていたんだ!」と知ることができました。
「特務機関NERV」の行うビジュアルコミュニケーション(表示される画像)の工夫については、知っておいて損はありません。

次に読む本

多動力(堀江貴文)

ホリエモンこと堀江貴文さんによる本で、ジャンルとしては「ビジネス書」にカテゴライズされています。
旧来からのニッポン型思想「石の上にも三年」、「真面目にコツコツ」から抜け出し、自分の強みを生かしたビジネスをして、人生をエンジョイしよう!という内容です。

里沙ぞなもし

「ビジネス書」に分類されていますが、「ライフスタイル総合」や「自己啓発」と言っても差し支えない、人生に刺激を与えてくれる一冊です。

堀江貴文さんの本は、基本的にご自身が執筆をしているわけではなく、発言や掲載したい内容をライター&編集者に伝えて(主にトーク)、書籍としての体裁に仕上げてもらっているそうです。
このことがすでに、「多動力」というテーマに合致しています。

ご自身の「多動力」によって得た人脈で、本ができあがる。
つまり、手にとったこの物体(本)そのものが、まさにやられていることの結果なのでした。

この本で「多動力」とは、「好きなこと・興味のあることを次々とやってみるべし」という趣旨で使われています。
フットワークの軽さに驚かされるいくつもの事例に、好奇心に従ってみることの大切さを感じずにはいられません。

自分の強みを生かすためには「×(掛け算)」という部分、特に大切にしたいです。

里沙ぞなもし

「防災アプリ 特務機関NERV」の中心人物である石森大貴さんと、「多動力」の堀江貴文さん。
2人は共に、小学生時代からパソコンに慣れ親しみ、後にプログラマーとしての才覚を発揮していく人物です。
プログラマーとしての腕だけでなく、社会との関わり方で世の中に影響を与えているという点も、共通します。

それでも、現在は活躍しているジャンルがこんなに違う!
どちらの本でも、小さい頃からティーンエイジャー、大学生、そして社会に出た後のことまで触れられていますので、ことさらに違いを感じられます。


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