ディープフェイク(福田 和代)の次に読む本は

あらすじ

中学校教師の湯川は、生徒のもめごとを解決したことから、鉄腕先生としてメディアで取り上げられた。しかし、ある日、湯川が教え子の女性とホテルで密会した、という記事が週刊誌に掲載される。さらに、湯川が生徒に体罰を行っている動画もネット上に。動画は実はフェイクであったが、すごく精巧に作られていたため、SNSで拡散され、炎上する。

湯川の勤務校にマスコミが押しかける。身に覚えのない濡れ衣だが、湯川は勤務から外されることになる。 さらに、湯川に協力的だった教頭先生が、、、

犯人はいったい誰なのか?教頭先生に何が?湯川は真相解明に挑戦する。

水野 史土

マスメディアやインターネットで、ニセの情報がどんどん拡散されていく様子が恐ろしかったです。

フェイク動画を拡散してしまった人は、軽い気持ちでやったのかもしれませんが、その結果、湯川の人生は滅茶苦茶にされてしまいました。

SNSは便利ですが、使い方がよくないと大きな被害が出ますね。情報発信したり、他の人の発言を拡散したりする時は、慎重にならなければならない、と思い知らされました。

水野 史土

湯川先生はすごい受難でした。しかし、そんな逆風でも、真相究明しようとする湯川に協力してくれる人もいて、その点は救われた気がします。

次に読む本

いまはそれアウトです!社会人のための身近なコンプライアンス入門(菊間千乃)

日常で起こりしそうなトラブルについて、分かりやすく解説された本。

パワハラ、セクハラなど、会社で問題になりそうな事例。現在では厳しくなっているので、昔の感覚だと危険です。(もちろん昔も犯罪だったのですが、検挙まではされなかったようです)

インターネットやSNSに関する事例も多く取り上げられています。「ディープフェイク」の偽動画のような間違った情報を拡散した場合だけでなく、事実であっても知られたくないような情報(コロナ禍の例で「〇〇さんがコロナで入院」など)を拡散した場合にも罪になる可能性があります。

水野 史土

ツイッターでのリツイートは、ボタンを押すだけで簡単にできてしまいますが、その影響は凄く大きいですね。

また、たとえ事実であっても、拡散させた内容によっては名誉棄損が成立する、というのも肝に銘じておく必要がありますね。

水野 史土

「ディープフェイク」は、展開がスリリングで、どんどん読めてしまいます。物語の中では、ニセ動画を拡散した人も処罰されていました。

日常の法律について知っておくべきだな、と思い、SNSでのリツイートについて取り上げている書籍を選びました。菊間弁護士が分かりやすく解説してくれる「いまはそれアウトです!社会人のための身近なコンプライアンス入門」は、法律の話でも堅苦しくなく、読みやすいのでお勧めですね。

この記事を書いた人

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水野 史土

年100冊読む読書家。本屋大賞のようなエンタメ系文芸を好む。テッド・チャンの影響で最近はSF作品が多め。

本業はホームページ運用支援で、実績は月70万PV。著書は「WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。第3版」他。

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