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#ほどほど育児 失敗したっていいじゃない 木下ゆーき:著の次に読む本

あらすじ

「子育てインスタグラマー」として活躍する著者が、自身の育児経験をもとに語る「ママ・パパ応援」エッセイ。
誰もが抱える「子供のイヤイヤ期」や「子供に強く怒ってしまう」といった悩みを、ユーモアたっぷりに解説。
子供との向き合い方や、育児の大変さを乗り切るアイデアなどを提示しつつ、「そんなに完璧じゃなくても大丈夫、ほどほど育児で大丈夫」と、読む人の心を優しく包み込んでくれる。

ニャムレット
ニャムレット

インスタグラムで「おむつ替え動画」など人気動画を発信する「子育てインスタグラマー」の木下ゆーきさんによる、育児エッセイです。

「育児書」というカテゴリではなく、「育児に関わるすべてのママ・パパへの応援メッセージ」になっています。

ユーモアと笑いが満載の育児動画が木下さんの人気ですが、育児は当然楽しいだけではありません。

子供の理不尽な言動に振り回され、親としての自身のふがいなさに落ち込み、気力も体力も削られてボロボロになるのはみんな同じ。

だけど、「完璧じゃなくたっていいじゃない」というのがこの本のメッセージです。

「できない」ことを嘆くよりも、「できること」を探して、子供と一緒に笑って生きていかれたら、それが一番幸せなことです。

夫と妻それぞれの大変さを紐解きながら、「どちらが大変か」ではなく、互いを支え合うことで幸せを築いていこうという提案に心がほっこりしました。

「結婚生活は、いかにパートナーに楽をさせてあげられるかというゲームだと考えてみてください。

スマホゲームでコインを集めるよりも、この結婚生活というゲームでパートナーからの信頼を集めたほうが、人間レベルも上がるし、なにより幸せです。」

(「Part3 パパトーーク!」より引用)

次に読む本

心の強い幸せな子になる0〜10歳の家庭教育 「非認知能力」の育て方
ボーク重子:著

テストの点数やIQなど数値化できる能力を「認知能力」というのに対し、「くじけない心」「想像力」「やり抜く力」などの総合的な人間力を「非認知能力」と呼ぶ。

子供が社会で折れることなく、しなやかにたくましく生きていくにはなにが必要か?
それは自分の心を守ることができる「レジリエンス」「自己肯定感」が重要であると本書では説いている。
ストレスや逆境への耐性を身につけ、ダメージを受けても回復する精神力を持つには、毎日のなかで子供とどう関わっていく必要があるのか。
一人娘を「全米最優秀女子高生」へと育てた著者が、家庭内でできる「非認知能力の育て方」をわかりやすくレクチャーする。

ニャムレット
ニャムレット

「非認知能力」という言葉もすっかり定着した感がありますが、その言葉を世の中に広く伝えた第一人者が、著者のボーク重子さんです。

重子さんはいつも「パッション、パッション」と言っていて、行間から溢れ出る熱量のすさまじさに目がくらむような(笑)情熱的な女性です。

子育ての最終目標は「一人で生きていかれる力をつけてあげること」ではないでしょうか。

財力やIQは、限定的な場面での一助にはなっても、さまざまな局面で必ず救ってくれる万能さは残念ながらありません。

どんなことがあっても負けないで生きていくには、「人間力」という内的スキルを身につけるしかないのだと思います。

「レジリエンス」やら「自己肯定感」というと難しい感じがしますが、要は「危機をうまいことかわせるバランス感覚」みたいなものだろうと思っています。

社会に出れば、理不尽なことが山のように積まれています。

正論だけでは生きられない社会で、しなやかに生きていくためのスキルを、せめて子供に持たせてあげたい。

「全米最優秀女子高生」という栄誉を勝ち取った娘を育てた重子さんが、いったいどうやって娘を育てたのかというのが、この本にぎっしり詰め込んであります。

全米で最優秀な女子高生を育てたお母さんなんて、さぞかし立派な人なんだろうと尻込みしてしまいそうですが、この本を読むと重子さんがある意味「フツーの人」だったことがわかり、その生い立ちや経歴もとても興味深く、どんどん読み進めることができました。

子供との毎日の生活のなかに、ちょっと足していくことで身につく「非認知能力」の育て方を、ぜひ実践してみてください。

ニャムレット
ニャムレット

「#ほどほど育児」の木下ゆーきさんが「完璧じゃなくていい、ほどほどで大丈夫」と言うのは、「自己肯定感」がきちんと育っていないと出てこない発想だろうと思います。

自己肯定感が低い人ほどできない部分ばかりを注視してしまい、自分を責めてしまうのではないでしょうか。

「#ほどほど育児」でも触れているとおり、「自分は母親失格だ」と自分自身を責める人は、裏返せば責任感が強く人一倍育児に向き合っている人でもあります。

「#ほどほど育児」ではそんなママたちにそっと寄り添い、優しく背中をさすってくれます。

「大丈夫、大丈夫。それでいいんだよ」って。

心を少し軽くできたら、「『非認知能力』の育て方」をじっくり読んで、「自己肯定感」を育んでください。

「自己肯定感」はじつは、母親自身にも非常に大切ということが書かれています。

「自己肯定感」というよりも、「自尊感情」というほうが個人的にはしっくり来るのですが、「自分はここにいていいんだ、誰かにとっての大切な存在なんだ」という気持ちを大切にしてほしいと心から願います。

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ニャムレット

本と音楽が大好きな、小学生の娘と料理上手の夫と三人暮らしの中年女性です。
若いころは純文学が好きでしたが、子供が生まれてからは育児書も手に取るようになりました。
「興味はあるけれどなにを読めばいいかわからない」という方へ、本探しのお手伝いができればうれしいです。
音楽はスピッツ、the pillows、ELLEGARDEN、ホフディラン、YOASOBIなど聴いています。
「ニャムレットの晴耕雨読」というブログで読書評やライブリポートなどを細々とつぶやいています。

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