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凍りのくじら(辻村深月)の次に読む本

あらすじ

ドラえもんへの愛がふんだんに織り込まれた作品。
藤子不二雄を「先生」と敬愛している父親が失踪して数年。
主人公の少女のもとに写真のモデルになってほしいという依頼が。
その依頼を引受け、徐々に違う面を見せていく少女。
そしていろいろな物事に巻き込まれていくことに。
ドラえもんのひみつ道具が出てくる意味とは・・・

ちょこ
ちょこ

作者のドラえもんへの深い愛情が伝わってくる作品です。

ドラえもんのひみつ道具が登場するのはもちろん、セリフなども引用されています。

本作では最後の最後に伏線がバーっと回収されていきます。

この登場人物、違和感があったけどそういうことだったのか!と爽快な伏線回収でした。

ちょっと切ない内容ですが、晴れやかな読後感に浸ることが出来ます。

ドラえもん、藤子不二雄好きな方はぜひ一読して欲しい作品です。

次に読む本

冷たい校舎の時は止まる上・下(辻村深月)

著者のデビュー作となる本著。
私立高校の生徒8人が雪の日に登校すると、教室や職員室に電気が点いていたりストーブが点いていたりするものの肝心の教師や他の生徒はどこにもいない。
休みだったんじゃないか、という結論に至り学校から出ようとするも窓も玄関も閉まっていて閉じ込められてしまう。
そんな中、原因を探っていくと学園祭の日に自殺した生徒のことを思い出す。
しかし顔と名前だけは思い出せない。
その生徒のことを思い出さないと帰れないという結論になり、そこからみんなで思い出していくことに。
しかし・・・

ちょこ
ちょこ

真冬の校舎に閉じ込められてしまうという設定の物語です。

学園祭の日に飛び降り自殺をしてしまった生徒がいることを思い出しますが、顔や名前、性別などは一切思い出せません。

これを思い出さないとこの空間から脱出することは不可能だという結論に至ります。

そして思い出していこうとするのですが、それぞれの身に現象が起こります。

精神世界・パラレルワールドといった雰囲気で徐々に解明されていく謎やうまいミスリードもありハラハラとする内容でした。

しかし、上巻に関してはちょっと退屈を覚えてしまいます。

それでも諦めないで読み続けて欲しいです。

下巻で一気に面白くなっていきます!

ちょこ
ちょこ

辻村作品を読んでいく上で結構大事になってくるのが作品を読む順番だと思っています。

以前紹介させて頂いた「かがみの孤城」や「スロウハイツの神様」で大体の雰囲気を掴んだらこの2冊を読んでみるのがベストだと思い、紹介をさせて頂きました。

ある順番通りに読んでいくと、実は物語が繋がっていたり登場人物が繋がっていたりするのでより楽しむことが出来ます。

この記事を書いた人

ちょこ

ちょこ

うつ病とパニック障害を治療中の男です。
子供の頃から読書は習慣となっていて、うつにも読書は良いということで未だに続けています。
好きな作家は、伊坂幸太郎、辻村深月、森見登美彦、有栖川有栖、中山七里、相沢沙呼、赤川次郎などです。
基本的には小説をメインで読んでいますが、うつ病やパニック障害に関する書籍も読んでいます。

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