「絶望名人カフカの人生論」(頭木弘樹/編訳)の次に読む本

あらすじ

海外の古典小説「変身」を書いたフランツ・カフカは、将来に、世の中に、親に、学校に、仕事に、夢に、自身の体と心の弱さに……あらゆることに絶望していた。

その絶望っぷりは、もはや名人級! 

心の暗闇に優しく寄り添ってくれる、本物の絶望名言集。

MEGANE
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もう生きることすら苦しいくらい心が疲れ果てたことがあります。元気が出るという名言を読んでも、絶望が背中にへばりついて離れてくれない。

そんなとき、突き抜けた絶望感を生涯抱いていたカフカの言葉に出会いました。


彼の言葉には、常に「絶望」の二文字が掲げられているのに、何故かフフッと笑えたり、こわばっていた心の緊張がほぐれていきます。今でも人生に絶望する度、本書に載っているカフカの言葉を思い出し、「私はひとりじゃない」と安心して心の停留所に倒れこむのです。

次に読む本

「人生うまくいく人の感情リセット術」(樺沢紫苑/著)

精神科医で作家の著者は言う。

『世の中の「悩みの9割」は、本書で解決します。』

「心が前向きになる」、「モチベーションが持続する」、「困った人がいなくなる」、「マイナス要素をゼロにする」、「人生さらにうまくいく」ための脳科学にもとづいた感情リセット術を伝授する。

MEGANE
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私とうつ病は長い付き合いですが、頭を悩まされることがいまだにあります。昨年、あまりにも感情にふりまわされっぱなしの人生ではないかと気が付き、本書を手に取りました。脳科学や実際に実験で検証された、負の感情をリセットする方法がわかりやすく解説されています。具体的な例や対処法が載っているので、悩んで行き詰ったときは本書を読んで狭まっていた視界を広げています。

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二冊に共通するテーマは「ネガティブな感情」です。どうしようもなく落ち込んだ時は、まず歩みを止め、カフカの絶望名言に寄り添ってもらい、落ち着いたら樺沢先生の提案する感情リセット術で、再び前へ進んでいく。

「ネガティブな感情」との付き合い方が真逆な本ですが、この順番で読むと鬱々とした気分が、すーっと晴れていきます。もしも、カフカの時代に樺沢先生がタイムスリップしたらカフカの絶望も少しは軽くなるのかな? と考えてみましたが、彼は筋金入りの絶望名人なので先生の前向きなアドバイスにも絶望して、新たな名言を生むことでしょう。

この記事を書いた人

MEGANE

北海道在住の30代。女。学生時代のいじめによりうつ病を発症。
成人後も社会生活に馴染めず、現在無職。読書することが、日々の生活での楽しみの一つ。
本と人とを繋ぐ「本の結び屋」を目指し、修行中です。

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