本なんて読まなくたっていいのだけれど、(幅允孝)の次に読む本

あらすじ

ブックディレクターを営む幅允孝さんのエッセイ集。ブックディレクターである幅さんの仕事というのは、未知なる本を手にしてもらう機会をつくるため、本屋と異業種を結びつけたり、病院やデパート、企業ライブラリーなどに本棚を制作するというもの。昔に比べ本屋が減り、本屋に足を運ぶ人が少なくなった今、そうであればこちらが人の居る場所に本棚を作って人と本の出会いの場を作るのだという幅さんの強い思いと、その仕事ぶりを垣間見ることができる。幅広く沢山の本の紹介もあり、最後のページにはしっかりブックリストもついている。

ゆめこ

数年前にテレビに出演していた著者の幅さん。その時に初めてブックディレクターというお仕事があることを知り、印象的で名前を憶えていたのでこの本を偶然目にした時、すぐ手に取りました。この本には沢山の本を紹介しつつあらゆるテーマで文章が綴られています。例えば文学・音楽・スポーツ・写真・漫画・映画・建築・科学・病気・・・と実に様々。改めて世界にはまだまだ知らない本が数多く存在するのだなあと実感できます。本に興味がない方でも、気になる本が見つかるはずです。

次に読む本

「本をつくる」という仕事(稲泉連)

この本は著者の稲泉さんが、本の制作に関わる人々の本に対する想いや仕事への向き合い方を聞き、まとめたもの。本が完成するまで多くの人が携わっているといってもピンとこない人も多いのではないだろうか。著者はもちろんだが、他にも本の書体・製本・印刷・校閲・デザイン・本の紙・・・などを準備する人が居て1冊1冊の本が出来上がり私達の手元に届くわけだ。形ある本への見方が変わり本への愛が深まる必読本。

ゆめこ

今や本屋さんや図書館に行けば沢山の本に囲まれることができる時代ですが、それは決して当たり前ではないのだ、とても幸せなことなのだということを改めて感じさせてくれる本になっています。本への熱い想いをもったプロフェッショナルの言葉の数々は胸にくるものがあります。また、本に興味のない方でも何かに夢中になったことがある人は共感できる部分があると思いますし、プロのお仕事に興味がある人にも楽しく読んでいただけると思います。

ゆめこ

「本なんて読まなくたっていいのだけれど、」を読んで世界には様々な本があるのだということを知り、それらの本がどのように出来上がっていくのかということを「「本をつくる」という仕事」で深めることができます。電子書籍の良さも勿論ある一方で、それでも形ある本への愛やこだわりを持って人生を全うする人々が眩しい2冊となっています。どちらの本も読むと一層本への愛おしさが深まります。 大変な時代の中突入した2021年ですが、本はどんな時も変わらず私達に寄り添ってくれます。今年皆さまが多くの素敵な本に出会えることを願っております。


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