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文学少女対数学少女(著:陸秋槎 訳:稲村文吾)の次に読む本

あらすじ

ミステリー好きの陸秋槎(りくしゅうさ)は自作の推理小説のアドバイスを求めて数学の天才、韓采蘆(かんさいろ)を訪ねる。数学と推理小説の共通性を主張しとうとうと語る采蘆。 秋槎の推理小説をきっかけに関係が始まった2人は、やがて旅先での殺人未遂のリアル犯人当てに向き合うことになり、最終章ではとうとう本物の殺人事件に遭遇することになる。

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数学用語がたくさん出てきて、数学アレルギーには言葉が入らない部分もあったけど、数学と推理小説の掛け合わせは面白い試みだと思いました。 作中作の犯人当てを考えてみるのも楽しい要素です。 初の華流作家さんで、中国の学生生活や大学受験に触れられたのも新鮮でした。

次に読む本

TUGUMI 吉本ばなな

海辺の街のひと夏の物語。吉本ばななさんの不朽の名作です。 つぐみと言う強烈な女の子を従姉妹の目線から描いていて、つぐみの刹那的で過激な性格に振り回されたり影響されたりしながら、いくつかの出来事を経て静かに秋を迎える物語。

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30年以上前から我が家の本棚に収まっている美しい装丁のこの作品は、今開いてみても少しも色褪せることがなくみずみずしい清潔感があふれています。 主人公が置かれた立場や、作中のエピソードなどよく考えたらなかなか際どい要素も含まれているのに、人間の生臭さが漂わないのは吉本ばななさんの独特の魅力だと思います。 はじめて吉本ばななさんに触れる方には、やはりおすすめしたい作品です。

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文学少女対数学少女はまったく下地なしの初見だったので、数学×推理小説と、青い時代の女の子が持つ友達に対する謎の独占欲や精神的依存をうまくナイーブに書いてるなーと思っていたら、友情からの独占欲じゃないとの解釈が多いことを後で知り、人には恋愛感情というものがあることを失念しておりましてそっちの方はまったく汲み取れませんでした。 推理小説としても独特だし、キャラクターの個性も可愛いらしいので感情をカテゴライズせず、ちょっと扱いづらい女の子とやや優等生よりの普通の女の子との物語と考えたら代表作がTUGUMIでした。 振り回す側がときどき見せる相手に対する絶対的信頼と甘えや、振り回される側のくたびれながらも湧き上がる保護欲とたぶん奥底にひっそりとある相手に対する憧れなど、ふとしたところに微笑ましさを感じるニ作品です。




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