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億男(川村元気)の次に読む本

あらすじ

大倉一男は、宝くじで3億円を当てた。「宝くじで大金を手にして不幸になる」ことを恐れた一男は、学生時代の友人の九十九を訪ねる。九十九は実業家で金持ちだから、相談相手にはうってつけに思われた。

九十九は、一男を連れて豪遊する。

翌朝、九十九は姿を消す。お金も消えていた。

mizuno

「億男」はコミカルに書かれていて読みやすく、さらっと読めますが、九十九の言葉に、「今までお金について、あまり考えていなかったなあ」というのも実感させられました。

次に読む本

本当の自由を手に入れる お金の大学(両@リベ大学長)

お金について総合的に解説した本。

通常、お金の本は、「貯める方法」「稼ぐ方法」「投資術」などを単独で教えることが多いが、この本は貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う、の5つを網羅しています。

5つの観点があるので、本書らしい解説もあります。例えばマイホームであれば、お金の本の多くは「購入後に値段が下がる家は買わない」という解説です。もちろん、「貯める」や「増やす」という観点からは絶対的正解でしょう。しかし、この本では、

心を豊かにするための贅沢と割り切って買うのはあり!

と、お金を使うことも考慮されています。

mizuno

読む前は、お金を貯める、増やすの部分に興味があり、もちろんそこの解説も分かりやすくて良かったです。

それ以上に、「お金を使う」という視点を教えてくれたのが素晴らしいです。

この記事を書いた人

水野 史土

水野 史土

年100冊読む読書家。本屋大賞のようなエンタメ系文芸を好む。テッド・チャンの影響で最近はSF作品が多め。

本業はホームページ運用支援で、実績は月70万PV。著書は「WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。第3版」他。

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