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「愛がなんだ」(著者:角田光代)の次に読む本

あらすじ

なにもかも投げうってもいいと思うほど情熱的になったことはありますか?
主人公のテルコはマモちゃんに絶賛恋わずらい中。仕事をサボってまでマモちゃんに尽くしてしまい、周りに呆れられてしまいます。その熱は傍から見ると病的といってもいいほどです。けれどもテルコはマモちゃんに愛されてはいません。テルコは自分の感情に悩みながら、マモちゃんと折り合いをつけようと必死でがんばります。

待野初夏

「愛がなんだ」は映画化もされています。映画とセットで見るのも楽しそうですね、

次に読む本

「盲目的な恋と友情」(著者:辻村深月)

この作品は理性を忘れた恋と友情を描いています。前半は女子大生と指揮者の男の愛憎劇、後半は女子大生の親友による依存的な感情が描かれています。誰かを想う気持ちがだんだんと歪んでいく様は、読んでいて恐ろしいです。人間関係の複雑さやどうにもならない気持ちを思い出させてくれます。どろどろとした感情が美しい文章でつづられています。

待野初夏

どちらも『熱情』がテーマです。熱情は恋愛だけではなく、友情でも存在します。二冊とも、自分では制御できない想いの強さが特徴的です。その姿は見ていて少し怖いくらいですが、そこまで夢中になれるものがあるなんて羨ましくなってしまいます。

この記事を書いた人

待野初夏

待野初夏

三度の飯より本が好きなフリーライター。大喜利や言葉遊びをしつつ、楽しい日々を過ごしています。特に読んでいるジャンルは小説(特に幻想文学と恋愛小説が好き)、エッセイ、現代短歌など。好きな作家は太宰治、澁澤龍彦、古川日出男、嶽本野ばら、穂村弘など(敬称略)。

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