八甲田山死の彷徨(新田次郎)

あらすじ

明治35年。日本は対ロシア戦を見据え、第31連隊と第5連隊に雪中行軍の指示を出した。行軍場所は、真冬の八甲田山。第31連隊は38人の少数精鋭。雪の備えも充分行なった。対して、第5連隊は210人の大人数で気持ちも物見遊山状態。結果、199人の死亡者を出す。何が2隊を分けたのか?実話を元にした人間と雪山の恐ろしいストーリー。

松波慶次

夏に読むと恐怖で涼しく、冬に読むには寒すぎるストーリー。自然への油断、指揮系統の混乱がいかに危険かを教えてくれます。胸が締め付けられ、苦しいながらも「この出来事を知ることができて良かった」ときっと思うでしょう。

次に読む本

塩狩峠(三浦綾子)

永野信夫は、幼い自分を残し出ていかせた母の信じるキリスト教に対し、複雑な気持ちを抱いていた。反発することもあったが、病の思い人がキリスト教信者であることを知り、キリスト教に対する気持ちが変わっていく。やがて、自らもキリスト教信者になった信夫は、制御がきかなくなった汽車を止めるためにーー。胸打たれる実話を元にしたストーリー。

松波慶次

「読んで良かった」、読了後、そう思えるほど感慨深い作品でした。今回ご紹介した2作品は、どちらも実話を元にしたストーリーです。作品の趣はそれぞれ違いますが、日本人なら知っておきたい事件、事故であると思います。「八甲田山死の彷徨」は辛さが大きいので、読み終わりましたら「塩狩峠」で感動を味わってください。

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この記事を書いた人

松波慶次

無名小説家。「好き」を仕事にするため安定した職業を放棄し、プロの小説家を目指す。 2018年11月に著書1冊目「自殺考察」を全国出版。他kindle書籍もあり。 「読書は楽しい」という輪を、広げていきたいと思います。

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