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そして、バトンは渡された(瀬尾まいこ)の次に読む本

あらすじ

様々な事情によって、何度も親が入れ替わる家庭環境の中で、育っていく主人公(優子)と親たちとの物語です。

親が何度も変わる?と聞くと、何か複雑なことがあり、子供がひねくれないか?と心配したくなりますが、優子はそんなことはありません。 どの親からも、それぞれ異なる最善を尽くした形の愛を受け取ることができた優子は、自分の心と、愛をくれた親とも真っすぐに向き合って育っていきます。

本好き鳥

優子と様々な親たちの愛と優しさに溢れる心温まるストーリーでした。 面白い親もいて、ついくすっと笑えるところもあれば、優しさに涙してしまうところもあります。 身近な人の愛や優しさをあらためて感じることができるようになる作品だと思います。とても心潤いました。

次に読む本

幸福な食卓(瀬尾まいこ)

少し変わった家族の物語です。 今日から父親をやめる宣言をし、“弘さん”とでも呼んでくれ。と言い出す父親。 家出して別のアパートで暮らしつつも、常に家族のことを気にかけてご飯を届ける母親。 成績優秀だった“元“天才で、どこかのんびりとした兄。 そして、娘であり妹である主人公。 皆がそれぞれの悩みをもって、自分なりの模索を続けながら、家族として支えあっていく。

本好き鳥

形だけ見ると、家庭崩壊していそうにも見えるのですが、互いが互いをきちんと思いやっているので、素敵な家族だと感じました。 ・家族のあり方に決まりきったルールなんてないということ ・勝手にルールにとらわれることの方が不幸になりうることもある と気づかされた作品でした。 生真面目ゆえに悩み癖のあった私は考え方を柔軟にさせてくれる本書に学生時代出会い、非常に救われたことを覚えています。 (ちなみに私は映画を観て、原作が気になり小説を読みました。)

本好き鳥

どちらも、一見複雑な家庭環境に見える。しかし、きちんと幸せを築くことができているという点に共通項があります。 他者からみたときに、違和感があっても、幸せを本人たちがわかっていればいいんだなということに、どちらの作品でも気づかされました。 その幸せを築くための家族の捉え方、さらには生き方に対して、示唆に富んだ気づきの多い本なので、おすすめです。

この記事を書いた人

本好き鳥

本好き鳥

・とにかく物語に没頭する娯楽 ・悩み事解決のため ・好奇心を満たすため などの目的で読書を楽しんでいる男(社会人)です。 様々な知識や物語に触れることで、独りよがりにならず、様々な角度で世の中を見つめ、想像力を豊かにする。 それによって、視野を広げ、優しい気持ちになれる土台をつくれることが読書の良いところかなと思っています。 ”面白い”、”救われた”、”新しい視点を養えた”といった本情報を皆さんと共有できるとうれしいです。 本好き鳥というネームは、読書を通して、人生をいろどって、羽ばたいていきましょうという想いを込めております。

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