悪の教典(貴志祐介)

あらすじ

高校教師の蓮実聖司は、生徒からの人気が高かった。しかし、根は生粋のサイコパス。その笑顔の裏では、自分にとって都合の悪い者、邪魔な者を容赦なく消していく。ある日、自身が飼い慣らしていた生徒を自殺に見せかけて殺害するが、それを他の生徒に見られてしまった。そして蓮実は、生徒全員を殺すことにする。

松波慶次

実写映画にもなった「悪の教典」は、蓮実聖司という善人の皮を被った悪魔がなんとも魅力的です。救いようのないサイコパス加減が、実に清々しい。「こういう人は、意外と身近にいそうだ」とつい思ってしまいます。顕在的な恐怖を感じてください。

次に読む本 

黒い家(貴志祐介)

生命保険会社に勤務する若槻慎二は、保険加入者の菰田の呼び出しにより家を訪れると、そこでは菰田の子供が首を吊って死んでいた。その子供は、菰田の妻の連れ子だった。自殺か? もしくは……? 保険金殺人の疑いを持った若槻だったが、彼はもうすでに、この家に関わったことで、恐怖の始まりへと足を踏み入れていた――。じわりじわりと迫るサイコパスの魔の手が襲う。

松波慶次

「サイコパス」という繋がりで選びました。「悪の教典」が顕在的なサイコパスなら、「黒い家」は潜在的なサイコパスです。足元から這いずってくるような、姿が見えない恐怖。「悪の教典」で派手に暴れたあとは、静かな闇をご堪能ください。

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この記事を書いた人

松波慶次

無名小説家。「好き」を仕事にするため安定した職業を放棄し、プロの小説家を目指す。 2018年11月に著書1冊目「自殺考察」を全国出版。他kindle書籍もあり。 「読書は楽しい」という輪を、広げていきたいと思います。