あらすじ
病弱なちひろ(主人公)の両親は、ちひろの治療のためにありとあらゆる手段を試す。行き着いたのは怪しげな宗教。「金星のめぐみ」と名付けられた水が効くらしい。
両親は信者となり、不思議な振る舞いを見せる。両親の振る舞いのせいで、ちひろは周囲から避けられることも。
宗教団体の旅行に、ちひろは両親と参加する。夜、両親と3人でさがす流れ星。
次に読む本
「超常現象」を本気で科学する(石川幹人)
幽霊・テレパシー・予知・お守りの効果・幽体離脱、などの現象について、厳密に調査しよう、という試みの本です。
実在するのかどうか?という観点に限定せず、意味があるかどうか?という観点で考えよう、するのが興味深いです。
例えば、「精霊が見ている」と思うことにより、他の人が見ていない状態でズル(ゲームでルール違反する)が少なくなる、などは精霊のような存在を考えることに意味がある、といえそうです。

水野
「星の子」では、新興宗教を信じる両親よりも、南先生のほうが不気味に感じました。
信じたくなる、という気持ちはよくわかったので。