あらすじ
特殊相対性理論について、複雑な数学を使わずに解説した本。
アインシュタインの相対性理論は、特殊相対性理論「光の速さが不変である」、と、一般相対性理論「重力が時空間の歪みを引き起こす」があります。
必要なのは三平方の定理(ピタゴラスの定理)だけ。また、電車に乗って移動している人、のように、具体的な例で、イラスト付きで解説されている。
画像のように、対話形式で書かれているので、読みやすいのも特徴。
水野
著者が予備校の講師だけあって、分かりやすく説明されているので、おススメです。
次に読む本
空間と時間の物理学から、空間と時間の生物学へ。
ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学(本川達雄)
生物の大きさと時間について考察した本。
「哺乳類の一生における心臓の鼓動回数は、サイズによらず一定で20億回」動物のサイズが大きくなれば、心拍はゆっくりになり、寿命も長くなる。そうすると、個体の一生では、心臓の鼓動回数は、ほぼ一定になる。
一般化すると、時間が体長の¾乗に比例する。動物のサイズが大きくなれば、その動物にとっての時間の進み方は遅くなるのである。
水野
20年ぐらい前、高校生の頃に読みました。
それまでは生物学は記録・記憶する学問なのかな、と思っていましたが、この本を読んで生物学の面白さ・奥深さを知ることができました。
ゾウの時間ネズミの時間では、指数関数の理解が前提となります。
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