あらすじ
あるところに本好きな王様がいました。しかし、王様は歳のせいか目が悪くなり、もう本は読めません。そんな王様のために、二人の男が世界中を旅して珍しい本を探しに行きます。
これは、旅で二人が見つけた本たちについて、王様に説明した様子をまとめたものです。だから、各物語の書き出しはどれも「その本は」で始まります。たった3行で説明が終わってしまう「その本」から、20ページ程度の「その本」まで、様々なショートストーリーが詰まった本です。
藤 侑
一話一話が短く、ページの余白も大きいため、気軽に読むことができます。ただし侮ってはいけません。短いからこそ想像力が掻き立られ、クスッと笑いたくなったり、心が揺さぶられたり、そんな感情体験ができる本です。
次に読む本
あるかしら書店(ヨシタケシンスケ)
ある街の外れに存在する「あるかしら書店」。このお店には、「○○な本、ありますか?」とお客さんが訪れてきます。お店のおじさんは「ありますよ!」と言って、いくつかの本を差し出してくれます。
絵本作家・ヨシタケシンスケが贈る、あったらいいなの妄想を詰め込んだ本です。
藤 侑
大人が童心に返って楽しむことができる、大人のための絵本です。ささやかな言葉と優しい絵が、自由な発想と温かい気持ちを私たちに思い出させてくれます。
おススメポイント
藤 侑
共通点は本で本を紹介する、ヨシタケシンスケさんの作品であることです。2冊ともほんわかとしたイラストと添えられる文字たちに、笑ったり泣いたり、さらに先の世界を想像したり、心が満たされます。最近文字の多い本ばかりを読んでいる方、大人だからこそ、絵本、読んでみませんか?
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