ビジネスエリートのための医学的に脳のパフォーマンスをMAXにする方法(小倉行雄)の次に読む本は、心理的安全性のつくりかた(石井遼介)

あらすじ

「あなたのもつ遺伝子によって、脳のパフォーマンスをMAXにするためにすべき食習慣が変わる。」欧米で一般的に使用されている遺伝子検査では、あなたの「DNAの微小変異」を診断することで、脳のパフォーマンスが下がる原因を特定し、治療ができます。

日本では「治療」と言えば、マイナスな状態をゼロに戻すことをイメージしますが、食習慣の治療は、脳を積極的にプラス状態へ導くために活用できるのです。

本書では、遺伝子検査を受けなくてもあなたの脳のパフォーマンス向上に貢献する7つの食習慣を紹介。読んだその日から実践できる簡単な習慣作りで、あなたのビジネスエリートへの道を切り開きます。

BEYOND

タイトルの通り、専門的な医学用語が出てきます。遺伝子検査の全体像は難解ですが、脳のパフォーマンスに関わる脳内ホルモンの種類や効力が紹介されていて、実用的です。

遺伝子検査を受けなくても、簡単な自己診断テストであなたの脳の特性の予測ができてしまいます。

紹介されている食習慣は7つ。自己診断の結果を見ながら、どれも読んだその日から実践できる簡単さなので、「まずはやってみる」というゆるい気持ちで始めることができます。

次に読む本

心理的安全性のつくりかた(石井遼介)

「効果的なチームが最も重視すべきは、『どのように協力しているか』」Googleが2012年に立ち上げたプロジェクトアリストテレスによって、効果的なチームに重要なのは「誰がメンバにいるか」ではなく「どのように協力しているか」。

この協力関係の根底にあるのが、「心理的安全性」です。あなたが自分の行動によって罰を受ける可能性がない集団は、心理的安全性が高く、未来に向けて学習・成長できるチームとしてこれからの時代に求められています。

本書では、リーダーシップ・行動分析・言葉の観点から心理的安全性を保ったチームを作るリーダーが持つべき視点を紹介します。

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言葉としての歴史が10年ほどの「心理的安全性」まずは、言葉の定義や、心理的安全性が高い状態を丁寧に定義しています。

リーダーシップと書かれていると「マネージャーに昇進したいビジネスパーソン向け」と捉えられがちです。しかし、学生や若手社会人も、自分がチームを率いる瞬間は大小問わずあります。そうした立場になった時、チームが効果的に動けるヒントが詰まっています。

最後の章にまとめられた「心理的安全性導入アイデア集」、読んだその日から始められるコミュニケーション習慣がまとめられた必見の章と思います。

BEYOND

両方の書籍に共通するのは、「読んだその日から始められる行動習慣」があることです。多忙なビジネスパーソンにとって、書籍の内容は「咀嚼し理解する」ことよりも「実践して身に付ける」方が適していると私は考えます。即実践できる習慣を挙げているこの2冊は、こうしたビジネスパーソンの心理にも適しています。

また、2冊の順番は「まず個人のパフォーマンスを、そしてチームのパフォーマンスを向上する」という意図を持って選びました。個々のパフォーマンスをMAXにすることはもちろん大切ですが、1人ではできないビッグビジネスの成功には、チームのパフォーマンスをMAXにすることは不可欠です。2冊を合わせて読むことで、真にビジネスエリートとして体現すべき、行動習慣が見えてくるでしょう。




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